こんにちは、萬育堂薬房です。
昨日の10月9日(火)体育の日に、こんなニュースをみつけました。
(カロリーゼロの“甘い罠”専門家が指摘〈週刊朝日〉)
ニュースの概要は、以下の通りです。
・カロリーゼロの人工甘味料入り飲料は、体形が気になる人にとっては心強い味方である反面、最近の研究では糖尿病のリスクを高めるという指摘もある。
・カロリーゼロに頼りすぎて、ほかの食べ物でカロリーオーバーになってしまう人もいるようである。
昨今よく耳にする人工甘味料について、皆さんはどの程度ご存知でしょうか?
本日は人工甘味料とは何か? 様々なところから声があがる危険性について をご紹介していきたいと思います。
人工甘味料とは?
食品に存在しない甘み成分を人工的に合成したものを指します。
よって砂糖とは成分が違っており全くの別物になります。
どんな種類のものがあるの?
特に使用頻度が高いのは、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースの3つです。
【アスパルテーム】
フェニルアラニンとアスパラギン酸というアミノ酸由来のもので出来ています。
これらは、インスリンとレプチンを急激に放出するといわれています。
インスリンによって血糖値が下がるために低血糖のリスクが考えられます。
レプチンは食欲と代謝の調節を行うホルモンであり過剰になると肥満と高血圧のリスクが考えらます。
http://www.nozaki-kanpou.com/blog/archives/6714
(漢方の野崎薬局 人工甘味料は本当に血糖値が上がらないのか!!??)
【アセスルファムK(カリウム)】
酢酸が主原料となっています。ショ糖の約200倍の甘みを持っていますが、味が後に引かずスッキリとした味わいが特徴です。
成分の中には塩化メチレン(プラスチックと同じ成分)があるので体内への影響や蓄積が懸念されますが、アセスルファムKは殆ど人体には吸収されずに排出されます。
しかしながら影響については、現在も研究段階で今後の結果が注目されます。
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/0/7768026d2059d2334925686900194dab?OpenDocument
(厚生労働省 アセスルファムKの指定について)
【スクラロース】
ショ糖の成分が一部塩素に置き換わることで生成されます。
ショ糖の約600倍の甘みがあり、後味もショ糖に似て甘いです。
アセスルファムKと同じく殆ど消化吸収されないので影響はないと考えられていますが、塩素は人体に有害な物資と考えられており、138℃以上に加熱をすると塩素ガスを発生させます。
焼き菓子などの調理を行うことでリスクが向上するのではないかと考えられます。
http://www.ffcr.or.jp/Zaidan/mhwinfo.nsf/0/06717d18e8757f2b4925672e0026538a?OpenDocument
(厚生労働省 スクラロースの指定について)
危険性について
ニュース内では、人工甘味料は体内の糖の代謝に影響を与え、糖尿病の発症リスクを高める可能性が指摘されています。
上でも述べたとおり、人工甘味料は砂糖と成分が違っており全くの別物になります。よって、代謝方法の機序も全くの別物となるため血糖値は上昇をしません。
しかしながら、2014年にイギリスの科学雑誌ネイチャーで発表された論文のなかで「人工甘味料の一つサッカリンが腸内細菌叢(腸内フローラ)を変化させて、耐糖能の異常をもたらした」とありました。
ここで挙げられている耐糖能とは、インスリンが血液中の糖を細胞に取り込む能力のことを指し、これが異常になると血液中の糖を処理する能力が低くなってしまい、糖尿病予備群へと移行してしまう恐れがあると考えられています。
もう一つの危険性として「人工甘味料が脳の錯覚をもたらし、食べすぎを促す」可能性についてです。通常、食事などによって糖が血液中に取り込まれて血糖値が上昇しますが、人工甘味料では上昇しません。そのために脳で糖を摂取するように指示を出してしまうことで、過食を促してしまう可能性があります。
現在、人工甘味料が腸内フローラにどのような仕組みで変化をもたらすのか、また腸内フローラの変化がなぜ耐糖能異常を引き起こすのか、腸内における甘味のレセプターについて、など未解明な部分が多く、研究が続けられています。
その一方で、人工甘味料の使用において過剰摂取になることは無いといった意見もあります。
近年の各個人における アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース の平均摂取量を確認すると基準値より大幅に下回っていることから問題がないと考えられています。
(独立行政法人 農畜産業振興機構 近年における人工甘味料の動向)
このように様々な意見が挙げられており、真偽は未だに解明されてはいません。
しかしながら、根本を辿っていくとダイエットや体型を気にしなければならない現状の生活環境に問題があるのではないかと思います。
大きく偏った食生活や運動不足は糖尿病だけではない、万病のもととなるのです。
体育の日にこのようなニュースが取り上げられたことについて、各個人が生活環境を考える良い機会です。
今一度、口にするもの や 日々の運動 について考えてみませんか?
萬育堂薬房では、糖尿病予防デーに向けて お客様のお悩み や 改善方法について ご相談を承っております。
是非お気軽にスタッフまでご相談ください!!
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