●基礎体温のつけ方と読み方

●基礎体温表の正しいつけ方、知ってる?
基礎体温の動きはとても微妙です。ですから正確な見やすい婦人体温計を使用して測定し、表に明確に記入することが重要になります。
肝心なのは記入する基礎体温表の用紙です。おすすめなのは時間の経過と基礎体温の変化がひと目で見られる一覧性のあるものをおすすめします
(左にあるお役立ちダウンロード集の中から基礎体温表をダウンロードできます)

●計測の仕方
計測は、起床前の床の中で計ります。毎日一定の時刻が基本です。
検温時間に舌下へ婦人体温計の計測部位を入れて口を閉じ正確に五分間測りますが定時より早く計れば低く、遅く計れば高くなります。ですが、検温時間に神経質になることはありません。
変に几帳面に気負ってしまうと、何よりも長続きしない原因になるので、気楽に考えることが大切です。

●記入の仕方
その日の卵における温度を表す線上にその日の体温を黒点でつけ、前日の点との間を線で結びます。
※このときに体温に影響する変化(不眠、風邪などの病気、ホルモン剤を服用、前日の疲れ具合、その他薬の服用など)を備考欄、もしくは別紙に日付とともに記入しておくと変化がさらに明確になります。

●印のつけ方
ほとんどの基礎体温表には一番下などに「記号」を記入する欄があります。
そこへ以下の記号を記入しておきます。

中間痛 △
不正出血 ▲
性交 ○
中間期帯下感 +

 

中間期帯下感と中間痛について
大多数の女性は基礎体温による排卵日の3~5日前から水様、透明のおりものが増えて外陰部に湿り気を覚えますが、これは排卵日に近づいたしるしです。また一部の助成では排卵日と思われる日に一過性の下腹痛を感ずることがあります。これも排卵のしるしです。
このような人は(+)、(△)を記入します。

 

●基礎体温表(Basal body temperature)を読むって?
基礎体温からは排卵の有無、黄体ホルモンの様子など、卵巣の働きの様子などがわかります。
排卵が起こった後の卵巣からは、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が分泌されます。この黄体ホルモンは、基礎体温を0.2~0.4度位高くする働きがあります。このために排卵前は低く(低温相)排卵後は高く(高温相)になるわけです。

 

 

基礎体温表できっちりと低温相と高温相がわかれた「二相性」になっていれば排卵が起こっていると考えられますので基礎体温表から排卵日を推定することが可能になります。

妊娠が成立するためには、十分な量の黄体ホルモンが一定期間分泌される必要があります。
この黄体ホルモンの分泌が不十分であることを「黄体機能不全」といい、高温相の期間や体温の変動などから黄体機能不全かどうかがわかります。

 

基礎体温は前項で述べたように体調に左右されやすい微妙なものです。
ですので全体の動きがとても大切になります。
1~2日付け忘れたり、測定時間が多少ずれてもあまり神経質にならず途中でやめないで最低三ヶ月は続けましょう。基礎体温の高低幅や排卵の時期には個人差があります。

 

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