勤務時間の長さや肉体的にきつい仕事と妊娠までにかかった時間

妊活情報
みなさま、残暑お見舞い申し上げます。
今回はハーバード公衆衛生大学院の研究チームの論文です。
 

『勤務時間の長さや肉体的にきつい仕事と妊娠までにかかった時間』

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妊娠を希望する女性看護師にとって、週に40時間以上の勤務や頻繁に重いものを持ち上げたり、移動させたりすることは妊娠するまでに時間がかかることが明らかになりました。


ハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、勤務時間や勤務中の力仕事と妊娠しやすさの関係を調べるために、看護師を対象にした大規模の疫学調査「Nurese’s Health Study3(看護師健康調査3)」のデータを解析しました。
2010〜2014年に看護師健康調査3に参加し、妊娠希望の1739名の女性看護師(平均年齢33歳)に勤務時間の長さや勤務中の肉体的な負荷についてアンケートに回答してもらい、その後、半年おきに妊娠に至ったかどうかを確認しました。

 

1年後には16%、2年後には5%の女性看護師が妊娠に至っていませんでしたが、勤務時間の長さと勤務中の肉体的な負荷と妊娠に至るまでにかかった時間との関係を調べました。

その結果、勤務シフトパターンは妊娠までの期間と関連しませんでしたが、勤務時間が週40時間以上の女性看護師は週21〜40時間の女性看護師に比べて妊娠するまでに20%長くかかったことがわかりました。

また、重いもの「25ポンド(11.325kg)以上」を1日に15回以上、移動させたり、持ち上げたりする女性看護師は重いものを移動させたり、持ち上げたりしない女性看護師に比べて妊娠するまでに1.5倍長くかかったことがわかりました。

このことから女性看護師の勤務時間の長さや勤務中の肉体的な負荷は妊娠しやすさに影響する可能性があることがわかりました。

女性看護師の勤務時間や肉体的な負荷と妊娠しやすさを調べた大規模な疫学調査で、勤務時間の「長さ」や「肉体的な負荷」が関係していたとのこと。

調査の対象である女性看護師ですが、平均年齢は33歳ですが、44.1%が肥満、もしくは、過体重、そして、22.4%は喫煙経験有りとのことですので、日本人とは、特に、BMIが違うようです。

同じ看護師健康調査3で実施された女性看護師の勤務時間や肉体的な負荷と月経周期との関係を調べた研究では、勤務時間の長さだけでなく、夜勤や夜勤のあるシフト勤務が月経周期が乱れるリスクが高くなることに関連していましたが、妊娠までにかかった期間では勤務シフトは関連しなかったようです。

また、肉体的な負荷として、11kg以上の重さのものを1日に15回以上移動させたり、持ち上げたりすると妊娠するまでの期間は1.5倍になるとのことでしたが、BMI別にみると、その傾向はさらに強くなり、BMI25以上の女性看護師の間ではその期間は2倍だったとのことです。

今回の調査では妊娠しやすさ(妊娠までにかかる期間)に影響する性交回数は調査していませんし、勤務によるストレスや疲労などもカウントしていませんので、勤務時間の長さや肉体的な負荷が妊娠しづらくさせると短絡的にとらえるのは無理はありそうです。

勤務時間の長さや肉体的な負荷に伴うさまざまな要素も妊娠しやすさに関係していると考えるのが自然かもしれません。

いずれにしても仕事や勤務に伴うストレスをうまくマネジメントすることが大切と言えると思います。

妊活の方は参考にしてみてください。

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