皆様、こんにちは。
ひよこ店長こと、島原です。
先日は少しお休みをいただいて、軽井沢へ新婚旅行へ行ってきました。
9月の軽井沢は寒くて冷えましたが、自然がきれいでとても癒されました。

写真は白糸の滝というとことで、地下水が白い糸のように湧き出てくる場所です。
水も驚くほど澄んでいてきれいで、水の流れる音も落ち着きをくれるとてもいい場所でした。
バスで行ったのですが、歩いて5分ほどで着いたのでとても行きやすい場所でしたよ。
さて、今日は温灸の話題についてお話をしていきたいと思います。
私も軽井沢から戻った時には温度差にがあり、こちらがとても暑いと感じました。
ですが、今は大阪にいるだけでも温度差があり、この温度差で体調が悪くなる方が多くおられると思います。
その原因を探りながら、温灸の活用法について考えていきます。
温度差で体調が悪くなる原因は自律神経の乱れ
まず、温度差で体調が悪くなることが考えられる原因は自律神経の乱れです。
人の体は体温を一定に保とうとして体温調整を行っています。
その温度調整をしている中枢は間脳の視床下部というところです。
ここが温度が変化するとそれを感じて体の代謝を変化させたり、血流を変化させたり、汗腺を働かせたりしていくわけです。
命令するのは視床下部ですが、それを伝えるのが自律神経の働きです。
自律神経はシーソーのようになっていて、副交感神経が上がると交感神経が落ち着き、交感神経が上がると副交感神経が落ち着きます。
気温の変化が激しいと、自律神経の働きが大きく変動し、身体で実際に代謝を調整するところが追いつかず、暑いと思って体を変化させたのに、すぐ後には寒さが来て寒さが無防備なところへ入ってくるので体が冷えきってしまいます。
このような変化が一日に何度も繰り返されると自律神経のバランスがおかしくなり、体調不良になりやすくなります。
自律神経の働きと免疫力
気温の変化で自律神経のバランスが悪くなると言いましたが、実際自律神経が悪くなるとどうなるのでしょうか。
まず、今でこそ有名になりましたが、自律神経のバランスにより免疫力が変化するということがいわれています。
免疫というと抗体が有名ですが、実は免疫力が関係してくるのは抗体ではなく単球と言われる、マクロファージの働きの方が大切だと言われています。
というのも抗体反応は一度経験した者には絶大な効果を示しますが、新しく入ってきたものに関しては一週間ほどのタイムラグが生じます。
その間支えるのがマクロファージです。
このマクロファージですが、実は自律神経と大きくかかわっており、交感神経が優位になると働きが鈍くなってしまうということが分かっています。
交感神経が興奮してしまう原因としてあげられるのが、ストレス、食品添加物や薬品などの化学物質、白砂糖や塩などの精製したものなどは交感神経を刺激してしまうと言われています。
また急激な温度変化で自律神経が乱れることにより、自律神経と密接な関係がある免疫の働きもおかしくなり、免疫力が下がり、風邪をひきやすくなってしまったりしてしまいます。
他の自律神経の症状
自律神経の働きは多岐にわたり、汗腺の調節、血流の調節、内臓の働きの調節など様々な働きを行います。
最近多いのは汗を異常にかく方がおられます。
汗腺の調節をするのも自律神経の働きですので、以上に出る方は自律神経のバランスが悪くなっている可能性があります。
他に血流の調節があります。
交感神経は血管を収縮させる働きがあります。
これは交感神経が戦ったり逃げたりする働きを支えるために働きます。
なのでなるべく早く血流を末端まで届けて動けるようにしたいという意図がありますが、しかし長い期間血管が収縮したままになっていると、血液が行く量が少なくなるので体が冷えてきたり、働きが鈍くなったりします。
これが冷え症の原因になってきます。
冷え症はただ体が冷えて寒さを感じるだけのものではなく、体の代謝が下がり、内臓の働きが悪くなり、ホルモンの働きも悪くなります。
特に生理などでホルモンの動きが激しい女性はその影響を大きく受けます。
冷え症と炎症と不妊の関係
自律神経から冷え症が起こります。次に炎症が起こりやすくなります。
炎症が起こりやすくなるメカニズムは自律神経のバランスと冷え症が関わっています。
まず冷え症があると炎症が起こりやすくなります。
これは細胞で溜まったごみがあるのですが、それが血流が悪くなることで溜まっていき細胞自体では処理しきれなくなると細胞が弱っていき炎症が起こりやすくなります。
また血流が悪いと何か外からの菌やウィルスが入ってきても、免疫が到着するまでに時間がかかるので炎症が長引いたり、起きやすくなります。
これは子宮内膜症も同じです。
子宮内膜症を持っている方のほとんどは冷え症を一緒に持っており、食生活などで体を冷やすものをばかりを食べている方はその危険性が増します。
子宮内膜症は重い生理痛だけでなく、不妊の原因となります。
最近は冷え症に対して認識が低い方が多くおられますが、20歳を超えて以降は、運動していなければ筋肉量がかなり減ってしまいます。さらに30歳を超えてくると年に1%づつ筋肉量が減ってきます。
筋肉が熱を作る出す大きなものですので、筋肉量が減ってくる30代になったら、気を付けましょう。
冷え症対策の知識を付けよう
冷えは防ぐことができますがどのようにしたらいいかわからない方のために簡単にまとめていきたいと思います。
・朝のパン食はやめましょう
・朝はご飯とみそ汁、漬物がおすすめ
・シャワーだけではなくお風呂に15分つかりましょう。
・首元、お腹、腰、足首は冷やさないようにしましょう。
・体を冷やすもの温めるものを知って体のバランスを整えましょう。
まずはパン食ですが、食べ物にはそれぞれ性質があり、パンの原料である小麦は体を冷やすものです。
またパンには食品添加物やショートニングが使われていることが多くあります。
このような化学薬品も体を冷やす原因となります。ショートニングは体では分解できない油なので取っていると、取れにくい脂肪がついていったり、体が冷えていく原因になります。
朝はご飯とお味噌汁、漬物がおススメです。
ご飯は体を温めませんが、冷やさない食性があります。
また味噌汁や漬物などの発酵食品は体を温める性質があるので、体を温めてくれます。塩分も朝摂ると頭がシャッキとするのでおススメです。
お風呂はシャワーだけでは体が芯まで温まりません。
また風呂も15分使ってもらうことが大事で、15分で全身に血液がめぐりきる時間ですので、しっかりと身体の隅々まで血液を通して熱を運んでくれます。
また冷えが入ると良くないポイントが身体にはあります。
それが、首元、お腹、腰、足首です。
首元は風邪はここから入ってくるとも言われ、首元が冷えると体全体が冷えてくると言われています。
またお腹と腰は内臓があるところなのでここが冷えると、身体の心から冷えていきます。特に腰は命門というツボがあり、命門は基本的な生命力や生殖能力といった意味があり、ここが冷えると体に力が入りにくくなります。
また足首は大きな表面近くを血管が流れているところで、ここから冷えが入りやすいと言われます。
下半身が冷えると下腹部も流れが悪くなるので足の冷えは、腎を弱くし、生殖能力や解毒というところでマイナスになります。
体を心から温める温灸の力
当店では冷え症の対策として、温灸を用意しております。
温灸の特徴は熱がしっかりと奥まで届けることができるということ、リラックス作用があるということです。
この作用を引き出すのが、温灸から出る遠赤外線です。
遠赤外線は、放熱を抑えるという作用があります。
普段ヒトは温度調節をするために、暑くなると体の熱を放出しようとしますが、遠赤外線はその働きを抑えて、熱が芯まで入っていくのを助けます。
温灸幅が広く作られているので、ツボがはっきりとわからなくても大体の位置で使えるため、専門の知識がなくても使えます。
冷え性対策と季節の変わり目の自律神経の乱れにお勧めです。
萬育堂薬房店長
薬剤師
鍼灸師
島原順一
萬育堂薬房
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