これって稀発月経??生理周期が長い時の原因と改善方法とは

皆さま、こんにちは!

 

女性の皆さまはご自身の生理周期について、気にしたことはありますでしょうか。

赤ちゃんが欲しいと妊活をされている方は、よくご存じかと思いますが、

あまり意識されたことがない方も多いのではないでしょうか。

 

生理が始まった日を1日目として、次の生理が始まるまで数えたものを生理周期と言います。

正常な生理周期は、25日~38日とされています。

 

女性のホルモンバランスは、ちょっとしたことでも乱れてしまいがちで、生理周期も多少変動はあります。

6日以内の周期の変動は正常とされますが、7日以上の変動があると不整周期といわれます。

生理周期が39日以上の時は、「稀発月経」と診断されます。

 

 

【稀発月経とは?】

39日~90日未満の生理周期のことを『稀発月経』と言います。稀発月経の方は、排卵がスムーズに起こっていない、もしくは生理は来ていても排卵していない可能性があるので、赤ちゃんが欲しくてもなかなか授からない事があります。

 

生理周期が長いと感じても、毎月同じタイミングで生理がくる場合は、

卵胞の成長に時間がかかる体質であると考えられますので、あまり大きな問題ではありませんが、

妊活中や将来妊娠したいと思っていらっしゃる場合は、出来るだけ早めに婦人科など専門クリニックを

受診しましょう。特に、徐々に生理周期が長くなった場合や、急に生理周期が乱れた場合は、

排卵することに何かしらの影響が出ている可能性がありますので、注意して生理周期を確認しましょう。

 

.

 

【生理周期が長くなる原因は?】

生理周期が長くなる原因としては、

・ホルモン分泌の乱れ

・多嚢胞性卵巣症候群

・過度のストレス

・体重の急激な増減

・早期閉経

などが考えられます。

 

ひとつひとつ詳しく考えていきましょう。

 

■ホルモン分泌の乱れ

排卵に向けて卵胞の成長を促す際に、脳の下垂体という場所から

「卵胞を成長させるホルモンを分泌して下さいね~」と指令が出されます。

これがFSH(卵胞刺激ホルモン)です。

脳下垂体から分泌されたFSHが卵巣を刺激し、卵胞からエストロゲンが分泌され卵胞が成長していきます。

このホルモン分泌が乱れると、卵胞の成長が遅くなり、生理周期も長くなります。

 

■多嚢胞性卵巣症候群

最近若い女性にも多く診られる症状のひとつが、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)です。

英語の病名の頭文字からPCOS(ピーコス)と呼ばれています。

卵巣の中には卵胞の元になる細胞がたくさんあります。

通常はその中から1つの卵胞が成熟し排卵しますが、

卵巣の中に沢山の卵胞が成長し排卵しにくくなる状態が多嚢胞性卵巣症候群です。

 

生理周期が長くなるだけではなく、排卵障害のひとつで不妊の原因にもなります。

 

PCOSになると以下の症状が現れるのが特徴です。

・生理不順

・無月経

・男性ホルモンの増加

・男性ホルモン増加による多毛、にきびなどの男性化徴候

・肥満

・月経過多

・不妊  など

■過度のストレス

生理周期が長い、短いと周期を左右するのが、卵胞が成長し排卵するまでの卵胞期になります。

卵胞がしっかりと成長するためには、脳の視床下部から出るホルモン分泌の指令が正常でなければいけません。

ですが、精神的な負担を感じ過度のストレスに影響され、脳下垂体からの指令が上手く働かないことによって

卵胞の成長が遅くなり卵胞期が長くなってしまいます。

ホルモン分泌を正常にするためには、ストレス解消も重要です。

■体重の急激な増減

過度なダイエットやリバウンドなどの急激な体重の増減も、ホルモンバランスを乱す要因になります。

 

■早期閉経

一般的に閉経する年齢は平均50歳といわれていますが、

20代、30代で閉経する早期閉経の方も増えてきているのが現状です。

早期閉経とは、卵巣年齢が閉経する年齢と同じになってしまっている状態です。

ホルモン検査でFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の値を調べます。

早期閉経の方は、50歳くらいで閉経した方と同じように、FSHとLHが多量に放出されています。

早期閉経の方はカウフマン療法という、不足しているホルモンを補いながら正常な生理周期、

排卵周期を取り戻す治療法が行われます。

 

 

【生理周期が長いときの改善法は?】

前述のとおり、ホルモンバランスが乱れることで生理周期も乱れてしまいます。

ホルモンが正常に分泌されるためには、ホルモン補充などの治療が必要な場合もありますが、

生活習慣の改善も重要です。

 

●しっかりと睡眠をとる

入眠してから3時間後に成長ホルモンが分泌されると言われていますが、

この成長ホルモンは妊娠に必要な女性ホルモンの分泌を調整してくれる作用があります。

不規則な睡眠や質の悪い睡眠はホルモンバランスを崩し、稀発月経の原因にもなりえます。

また、睡眠時に分泌される睡眠ホルモンは体内の活性酸素を抑える働きがあり、卵子の質向上も期待ができます。

 

 

●ストレスを減らしリラックスできる時間を作る

ストレスはホルモンバランスを乱し、生理周期の乱れにも繋がります。

ストレスの元を減らすことが出来ない場合は、ストレスを解消する方法を見つけ、

積極的に実践に移すよう心がけましょう。

リラックスできる時間も出来る限り設けるように、ライフスタイルを調整することも重要です。

 

 

●鍼灸治療

鍼灸治療は鍼やお灸を用い、ツボを刺激しその人本来の自然治癒力を高めます。

日頃の生活などで乱れてしまったホルモンバランスを調整し、生理周期の乱れを改善します。

鍼灸治療はWHO(世界保健機構)からも様々な効果が認められている治療法で、

生理不順だけでなく、生理痛、更年期障害、不妊への効果も認められています。

西洋医学のように薬を使いホルモン分泌を促す方法ではなく、体質の根本から改善する方法が鍼灸治療です。

 

 

 

毎月わずらわしいと思いがちな生理ですが、

妊娠するための準備、体の解毒とリセットを担う重要なものです。

生理周期はご自身の体の状態を知る指標のひとつとなりますので、

ぜひ毎月チェックしてみましょう。

 

 

毎月1000人の方に「萬育堂健康通信」を読まれています!

毎週水曜日・第一火曜日の13時~・15時~・17時~妊活相談受付中!

女性鍼灸師・カッサ療法士在中!

 

 

***********************
萬育堂薬房
〒530-0046 大阪府大阪市北区菅原町10-11ジーニス大阪105号
TEL:06-6311-5181
Mail:info@banikudo.com
PCサイト:http://www.banikudo.com/
子宝サイト:http://kodakara.banikudo.com/
LINE : @banikudo
FBページ : https://www.facebook.com/banikudo
TwitterID : banikudo
***********************

 

[temp id=3]

詳しく知りたい!体外受精の流れ、費用、成功するための秘訣とは??

皆さまこんにちは!

 

赤ちゃんがなかなかできないと不妊治療を始める時、タイミング法・人工授精・体外受精と

段階を踏んでいくことが一般的です。

タイミング法から人工授精へ、人工授精から体外受精へと治療を進めていくことを、

ステップアップと言われています。

 

タイミングの取り方

http://www.banikudo.com/?p=805

人工授精と体外受精の違い

http://www.banikudo.com/?p=1174

 

今回のブログは不妊治療の最終ステップ、体外受精について詳しくまとめてみました。

FotoliaComp_53887396_S3TK8poLTbYAEpZguBMirj5G1JTQVobn_W95

 

体外受精(IVF:In Vitro Fertilization)とは、卵子を体の中から取り出し、

同じく採取した精子と合わせ自然に受精した受精卵を子宮内に戻す生殖補助医療技術のことです。

生殖補助医療技術はART(アート)と呼ばれています。

 

体外受精では、タイミング法や人工授精ではわからなかった、

卵子と精子が受精されるのか、受精した卵子が成長するのか、

受精卵が着床するのかということがわかります。

採卵した卵子と精子が妊娠にむけた過程をしっかりとふんでいるか、培養士がしっかりと確認します。

 

体外受精を行うには、日本産婦人科学会が

「本法以外の治療によっては妊娠の可能性がないか極めて低いと判断される夫婦を対象にする」

と定めています。

具体的な内容は決められていないので、クリニックによって体外受精を行う適応基準は異なります。

一般的には、以下のような方に体外受精の適応基準となります。

 

<卵管性の不妊>

卵管に問題があり自然妊娠が難しい場合は体外受精が勧められます。

卵管が詰まる卵管閉塞や、卵管の先が癒着し液体がたまる卵管水腫で

卵子の通り道が塞がれてしまい、手術でも改善が難しい方、卵管の機能が失われている方が当てはまります。

 

<原因不明の不妊>

タイミング法や人工授精でも妊娠に至らず、原因不明の不妊が長期間続いた場合、

体外受精へのステップアップが勧められます。

目安としてはタイミング法で半年から1年、人工授精を6回程度とされます。

女性が36歳以上の場合は、もう少し期間が短い段階でステップアップをすることもあります。

 

<子宮内膜症>

内膜症があっても妊娠が可能ですので、軽度~中度の子宮内膜症があり妊娠できない場合は、原因不明の不妊と定義されます。重度の子宮内膜症の場合は、卵管性の不妊と同じ対応となります。

 

<免疫性の不妊>

精子を異物と認識し精子を殺してしまう抗精子抗体があり、

不妊期間が2年以上ある場合が免疫性の不妊となります。

高齢の場合は2年以下でも適応されます。

 

<男性不妊>

精子の濃度、運動率が悪く自然な受精が難しい場合の男性不妊で、

総運動精子数が100万~1000万で2年以上の不妊期間があると適応されるところが多いです。

 

 

体外受精にステップアップするには、不安もたくさんあることと思います。

採卵はどう行うのか、痛みはあるのか、スケジュールはどうなのか。

事前にどのように体外受精が行われるのか、流れを確認しておきましょう。

 

513657

◆体外受精の流れ

①採卵するために卵子を成長させます。

体外受精の採卵方法にはいくつかの方法があります。

 

a)完全自然排卵周期

排卵誘発剤を使わずに、自然に排卵を待ち採卵を待ちます。

完全自然排卵周期のメリットは、排卵誘発剤を使わないため

体への負担が少なく次の周期でも採卵が可能になります。

通院回数も少なくなります。

デメリットは採卵する卵は1つのみで受精卵からの成長する可能性が低くなります。

また、卵子のない卵胞がとれる可能性があります。

 

b)クロミッドを使用する方法

錠剤の排卵誘発剤「クロミッド」を生理後に服用し、卵胞の成長を促す方法です。

自然に排卵ができにくい、卵巣の機能が低下している方に向いています。

クロミッドを使用するメリットは薬の刺激が比較的少なく、連続周期採卵が可能です。

自宅で服用できる薬のため通院回数もすくなくなります。

また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方も使用できます。

デメリットは、胚移植が翌周期以降になること、内膜の発育が悪くなる恐れがある事です。

 

c) hMG/rFSH注射を使用する方法

クロミッドを使用しても卵が育たない、クロミッドを使用した方法よりも多く採卵したい方向けの方法です。

生理が始まった後にhMG注射かrFSH注射をし、卵胞を育てます。

hMG/rFSH注射を使用する方法のメリットは、発育する卵胞の数をコントロールできること、

卵胞の成長が遅い方にも効果がでることです。

デメリットは卵巣過剰刺激症候群などの副作用を起こす可能性があること、

注射のための通院が数回必要になる場合があること、早期排卵の可能性があることです。

 

d)クロミッドとhMG/rFSH注射を両方使用する方法

クロミッドとhMG/rFSH注射を組み合わせ、採卵数を増やしたい方に行う方法です。

この方法のメリットは、卵子の成長と排卵をコントロールしやすく、効果が高いことです。

デメリットは、卵巣過剰刺激症候群になる恐れがあり、内膜が十分にできない場合があります。

注射のため通院もおおくなります。

 

e)アンタゴニスト法

成熟前に排卵されるのを抑えるために一時的に排卵を抑制するアンタゴニスト製剤を使用し、

採卵のタイミングに合わせ卵子の成長を促す方法です。

排卵誘発剤の使用が少なく、卵巣過剰刺激症候群のリスクが低く、

未成熟なまま排卵してしまう体質の方に向いています。

デメリットは卵胞確認の通院回数が増えることと、費用が高いことです。

 

f)ショート法

生理が始まった後にGnRHアゴニスト製剤で卵子の成長をストップし、

採卵の数日前から薬で卵子の成長を促し採卵する方法です。

メリットは誘発剤の量が比較的少ない為刺激が少なく、ホルモンの分泌量が多くなる事が期待できます。

デメリットは、卵胞の質が悪くなる可能性があることです。

 

g)ロング法

採卵予定周期の前周期からGnRHアゴニスト薬剤を使い卵子の成熟を促す方法です。

採卵日が調整しやすく、採卵できる卵子の数も多くなります。

ショート法よりも薬を使用する期間が長いため、刺激が強く卵巣がはれてしまう恐れがあります。

卵巣機能が低下してしまっている方向けの方法です。

 

②採卵

膣から超音波の機械を入れ、卵巣の位置や卵胞の数を確認します。

超音波の機械のアタッチメントから挿入した採卵用の注射針を卵巣に刺し、

卵胞液ごと卵子を吸引し体外にとりだします。

麻酔を使用するかどうかはクリニックによって異なり、麻酔をする場合も全身麻酔、局部麻酔とがあります。

痛みも強く感じる方、あまり感じない方とがいます。

 

③採精と洗浄濃縮

男性側の精子を採取し、洗浄、濃縮の処理を行います。

精液には、細菌や白血球、死滅精子などが含まれることがあるので、

専用の液体で精子を洗浄したのち、健全な精子を集めます。

クリニックで採精する場合と、自宅で採精したものを持ち込む場合があります。

 

④卵子と精子の受精

採取した卵子と精子をシャーレの中にいれ(精子をふりかけ)、

自然に授精するのを待ちます。3~12時間ほどで受精します。

 

⑤受精卵の培養

クリニックの培養士が受精卵を環境が整っているインキュベーターの中で培養させます。

採卵後2~3日目に初期胚となり、5日目には胚盤胞まで分割します。

 

⑥胚移植

胚移植の方法も複数あり、医師と相談し行われます。

 

a)初期胚移植

培養2~3日目の、4~8細胞期の初期胚を子宮内に移植する方法が初期胚移植です。

長期の培養技術や、胚盤胞の凍結技術がまだ低かったときの

主な胚移植の方法が初期胚移植です。

複数の胚の中から、グレードの高いものを選び移植されます。

培養液の中で上手く育たない受精卵を早めに子宮内の環境に戻す事で、

成長を期待います。費用も他の移植方法よりはやや安くなります。

 

b)胚盤胞移植

受精卵を5~6日間培養し胚盤胞になった状態で子宮内に移植する方法が胚盤胞移植です。

初期胚移植よりも着床率が高い方法ですが、培養する段階で成長が止まってしまうと

移植がキャンセルされることになります。

胚盤胞の着床率はだいたい20~30%と言われています。

胚盤胞移植のメリットは、1つの胚盤胞を移植するため多胎妊娠の可能性が低くなります。

費用は初期胚移植よりも高くなります。

 

c)新鮮胚移植

初期胚、もしくは胚盤胞を採卵した周期に子宮に戻す方法です。

凍結・融解する時に一部が退行変性することがあるので、

胚の質が良くない場合などは新鮮胚移植適している場合があります。

 

d)凍結胚移植

初期胚、もしくは胚盤胞を凍結し、子宮の環境が整った周期に移植する方法です。

排卵誘発剤の影響で内膜が薄くなったり、卵巣が腫れてしまったりしやすい

採卵周期の移植は、子宮の環境がベストではなく着床しずらくなることがあります。

実際に凍結胚移植のほうが着床率は高いという結果がでています。

凍結杯移植のデメリットは、金額が高額になること、胚のグレードが高くないと凍結できないことです。

 

⑦黄体補充

妊娠を維持するために必要な黄体ホルモン(プロゲステロン)を補充し着床を促して流産を防ぎます。

黄体ホルモン剤には、「ルトラール」や「デュファストン」などの内服薬、

hCG注射、「プロゲステロン膣座薬」などの膣座薬などがあります。

 

⑧妊娠判定

尿検査、もしくは血液検査でhCGの値を測定し妊娠判定を行います。

判定は8分割の初期胚で移植した場合は移植から13日目以降、

胚盤胞を移植した場合は移植から11日目以降に判定します。

黄体補充をhCG注射でした場合は、hCGの値が実際よりも高く出ることがあります。

 

⑨妊娠成立

妊娠5週目(排卵から3週目)に胎嚢確認、

妊娠7週目(排卵から5週目)に心拍確認ができれば妊娠成立となります。

 

夫婦

◆体外受精での妊娠率は・・・?

体外受精の妊娠率は年齢によって異なります。

35歳での妊娠率は35%、38歳になると30%を切ります。

40歳での妊娠率は20%以下で45歳だと5%ほどにまで下がります。

高齢の場合は、体外受精よりも自然妊娠のほうが確率は高くなります。

成功率が下がる要因は、卵子の老化、子宮内膜の状態の悪化と言われています。

 

2013年の報告では、89,950回の体外受精が日本で行われており、

そのうち4,776人が出生しています。

体外受精をし凍結胚移植までされた件数は141,335回で、

そのうち32,148人が出生しました。

体外受精によって命を授かった赤ちゃんは年々増えてきています。

 

一方で体外受精を行っても必ず赤ちゃんを授かることができるわけではありません。

医療の力だけではなく、生活習慣、体質改善の必要性も重要視されています。

 

c97c5117ed7266263934dc84fc25fa33_s

◆体外受精にかかる費用

体外受精などの生殖補助医療技術は保険が効かず

全額自己負担(自費診療)のためかなり高額になります。

クリニックによっても金額は異なり、10万円~100万円の費用がかかります。

大学附属病院などは比較的低めの金額設定がされているそうです。

体外受精を行う段階で、途中でキャンセルになった場合は、

その後の費用がかからない価格設定にしているクリニックや、

成功報酬制のクリニックなど様々です。

生殖補助医療を受けた場合、

自治体から助成金が出て不妊治療の費用の一部を負担してもらえる場合もあります。

年齢や治療回数の条件もありますので、自分の住んでいる自治体のホームページなどで確認してみましょう。

 

fc52c02bc19bbabfbff267af77186b27_s

◆体外受精を成功させるために

体外受精の妊娠率で前述したとおり、何らかの原因により赤ちゃんを授かることができない場合、

ARTによって必ず妊娠できるというわけではありません。

ARTは生殖「補助」医療技術というその名のとおり、

排卵、受精、着床の補助をしてくれるのですが、

自身の妊娠力を上げることはできないのです。

 

出産年齢が高くなっている時代背景や、食生活の変化なども

不妊の原因として挙げられます。

 

体外受精を成功させるためには、

ホルモンバランスを崩さず、良い卵子・精子を作るための

生活習慣、食生活に正すことが大切です。

睡眠・食事・運動を見直すとともに、ストレスを解消する方法を見つけましょう。

 

毎月1000人の方に「萬育堂健康通信」を読まれています!

毎週水曜日・第一火曜日の13時~・15時~・17時~妊活相談受付中!

女性鍼灸師・カッサ療法士在中!

 

 

***********************
萬育堂薬房
〒530-0046 大阪府大阪市北区菅原町10-11ジーニス大阪105号
TEL:06-6311-5181
Mail:info@banikudo.com
PCサイト:http://www.banikudo.com/
子宝サイト:http://kodakara.banikudo.com/
LINE : @banikudo
FBページ : https://www.facebook.com/banikudo
TwitterID : banikudo
***********************

 

[temp id=3]

妊娠した人は実践してる!妊活中のおススメ&NG食生活

皆さま、こんにちは!

 

先日の妊活セミナーでも講師の鎌谷先生からお話がありましたが、

不妊治療を受けるご夫婦がとっても多い日本において、

不妊治療を行った上で出産まで至ったケースがかなり低いことが分かっています。

 

これが何を意味するかというと、

 

不妊治療をしても、赤ちゃんを授からない人がたくさんいる

 

という事です。

 

 

病院での不妊治療は、精子と卵子が出会うお手伝いをしてくれます。

 

タイミング法では排卵日を予測し、卵子と精子が出会える日を見つけます。

人工授精になると、精子の卵子までの道のりを少しだけ短くしてくれます。

体外受精は、卵子と精子の出会いの場所を作ります。

顕微授精は、卵子と精子をきっちりと結びつけます。

 

ここまでしても、妊娠、出産に至らないという事は、妊娠・出産するためには、

他にも色々としなければいけない事があるというのが現実です。

 

medical_funin_couple

 

 

妊娠しやすい体質になるために、ご夫婦ともにできる生活習慣の改善のひとつが

食事です。

 

妊活を始めよう!と思い立ったら、まずは食生活の見直しから始めてみましょう。

 

 

 

現代は飽食の時代で、多くの人が食べ過ぎの状態で毎日を過ごしてしまっています。

太っていることや甘いものを食べ過ぎてしまうことは、排卵しづらくなる多嚢胞性卵巣症候群の原因にもなりますし、常に胃が動いている状態で消化にばかりエネルギーを使い、他がおろそかになりがちです。

 

 

食べ過ぎる生活習慣を今の内から改善しておかなければ、妊娠糖尿病になるリスクも上がります。

妊娠糖尿病は悪化すると流産や早産を引き起こしやすくなります。

また、赤ちゃんの発育や機能に問題がでるケースも高まります。

出生後にも新生児低血糖を引き起こす危険性もあります。

 

 

 

食事はからだを作る基本です。

 

l_2013-10-16_f29a340225cb5229b365907d7c96c2b3

 

コンビニや外食、インスタントや冷凍食品、お菓子やアイスクリームばかりの食生活を送っていると、栄養が偏り体調も悪くなり、ホルモンバランスも乱れてしまいます。

 

便利なものであふれていますので、忙しいとついつい頼りがちになってしまいますが、妊娠しやすい体作りを目指すなら、日々の食事を見直してみましょう。

 

妊活中のご夫婦必見!

 

妊娠力を上げる栄養素や食材、ポイントをご紹介いたしますので、

ぜひ参考になさってください。

 

 

 

3adf6467487dea796088ea058453d37f_s

ポイント①体を温める食べ物を摂ろう!

妊活中の皆さまにとっては、もはや当たり前の事かと思いますが、

 

妊娠するためには、冷えは大敵です!

 

体が冷えていると血流が悪くなります。

 

血流が悪くなると、ホルモンもうまく運ばれなくなりますし、

子宮も硬くなり妊娠しづらくなります。

また、血流が悪いと着床しやすいふかふか柔らかい子宮内膜になりません。

黄体ホルモンの分泌量も減少し、卵巣へ酸素が十分に送られなくなり、

卵子の成長に影響してしまいます。

 

このように、冷えは妊活にとって悪いことばかりなのです。

 

お腹のあたりに手のひらをあててみて下さい。少し冷たいなと感じたら、

子宮が冷えている証拠です。

舌の温度よりも低いものはなるべく口にしないように、温かいものを食べ、飲んで

体を冷やさないように習慣を変えてみましょう。

 

では、体を温める食べ物にはどんなものがあるがご紹介します。

 

体を温める食材

・しょうが(生よりも乾燥させたもの)

・かぼちゃ

・山芋

・ねぎ

・ごぼう

・こんやく

・レンコン

・海藻

・ラム肉

・青じそ

 

寒い地域で採れるものは体を温め、暑い地域で採れるものは体を冷やします。

南国で採れるマンゴーやバナナ、ルイボルティーなどは実は冷やしてしまうのです。

どこで栽培される食材なのかを調べると、体を冷やす食材を上手く避けることが出来ますね。

 

 

 

 

 

ポイント②「まごわやさしい」を基本に!

 

妊活中の食事は和食中心を心がけるようにしてください。

 

今から90年ほど前、大正時代には現在よりも21倍もの人が、

45歳以上で出産をしていました。

現代のように不妊治療の技術もない時代に、

自然に高齢でも出産していた人がたくさんいらっしゃったのです。

 

その当時と違う事。

 

不妊の人が多くなっている原因のひとつが、食生活の変化だと考えられています。

大正時代には少しずつ洋食も広まってきていましたが、

一般家庭ではまだ質素な和食で生活していた時代です。

麦飯に漬物、味噌汁に魚の干物、毎日がそんな食事の時代です。

今は世界各国あらゆる料理が楽しめ、家庭でも普通に洋食を作ります。

朝はパンにフルーツ、グラノーラ、スムージーなんかが当たり前になっています。

そのような食生活の変化が、不妊で悩む人を苦しめている要因のひとつではないでしょうか。

 

45歳以上でも、多くの方が出産されていた時代の食事にできるだけ近づけるよう、

食生活を見直してみて下さい。

 

そんな中でも、「まごわやさしい」を押さえておけばOK!

 

「まごわやさしい」とは・・??

ま:まめ

ご:ごま

わ:わかめ(海藻類)

や:野菜

さ:魚

し:しいたけ(きのこ類)

い:いも

 

 

%e3%81%be%e3%81%94%e3%82%8f%e3%82%84%e3%81%95%e3%81%97%e3%81%84

 

 

 

これを基本に日々の献立を考えて下さい。

昔ながらの食事が妊娠しやすい体へと近づけてくれます。

 

 

 

natsume1

ポイント③赤い食材を摂ろう!

 

赤い色をした食材は、血を作り出してくれると言われています。

女性は毎月生理があるので、貧血の方がとても多いです。

子宮内膜を厚くするためにも、血が十分に必要です。

また、妊娠するとより貧血になりやすいので妊活中からしっかりと血を補うよう心がけましょう。

 

簡単に血が足りているかどうかテストする方法があります。

鏡の前で「あっかんべー」のポーズをしてみて下さい。

下まぶたの裏側が白くなっていると貧血状態で要注意です。

 

akkanbe_girl

 

貧血の場合は鉄剤を処方される場合が多いですが、鉄剤は胃が荒れやすいと言われています。出来る限り食事からしっかりと血を作りましょう。

 

血を補う赤い食べ物

・パプリカ

・人参

・棗(なつめ)

・クコの実

 

 

 

 

 

10131022460

ポイント④黒い食材を摂ろう!

 

伝統健康法では、黒い食材は「腎」に効くと古くから言われています。

そして、腎は生殖機能に深く関わることから、赤ちゃんを授かりたい時は

黒い食べ物を食べると良いとされています。

 

黒い食べ物

・黒豆

・黒ゴマ

・ひじき

・わかめ

・昆布

・しいたけ

・ごぼう

・黒酢

 

 

fcfni_ankaketouhu-thumb-autox1600-16981

 

ポイント⑤良質な植物性たんぱく質を摂ろう!

たんぱく質は筋肉や皮膚、ホルモンなど重要な要素を構成している大切な栄養素です。

動物性のたんぱく質は肉よりも魚を多めに、また植物性たんぱく質をより多く摂るように心がけましょう。

1日に自分の手のひらの分量ぐらいを目安に食事に取り入れて下さい。

 

植物性たんぱく質

・豆腐

・納豆

・湯葉

・きな粉

 

 

 

540x357xS0011076-540x357.jpg.pagespeed.ic.vAqbQPjAon

 

ポイント⑥ネバネバ食品を摂ろう!

ネバネバした食品には、「糖鎖(とうさ)」という細胞同士の情報伝達に必要な物質が含まれています。

糖鎖は細胞ひとつひとつにくっついていて、アンテナのようにそれぞれの情報をキャッチしあっています。

糖鎖が不足してしまうと、細胞同士の情報共有が上手くいかず不調や病気に繋がります。

健康を維持するために欠かせない糖鎖は、

ホルモン分泌や卵子と精子の受精の鍵も握っています。

 

糖鎖は常に病原菌や細菌の撃退に使われているため、現代人の40%が不足しています。

また、加齢によっても減少していきますので、日々体の中に糖鎖を補給する必要があります。

赤ちゃんを授かる為に、その後も健康に過ごすためにネバネバ食品で糖鎖を体内に取り入れましょう。

 

 

糖鎖を含むネバネバ食品

・納豆

・オクラ

・山芋

・なめこ

・めかぶ

・モロヘイヤ

・・・など

 

 

 

 

ポイント①~⑥までを参考に、老化を防ぐビタミンC、ホルモンを作り出すビタミンE、

葉酸、鉄分、亜鉛などの栄養素もしっかりとバランスよく食事に取り入れるよう心がけて下さい。

 

何かひとつをたくさん食べるのではなく、大切なのはバランスです。

あとは腹八分目におさえ、食べ過ぎないように注意しましょう。

 

 

ビタミンCが多い食材

・ブロッコリー

・パプリカ

・菜の花

・ケール

・ゆず

・芽キャベツ

 

ビタミンEが多い食材

・アーモンド

・いわし

・たらこ

・あんこうの肝

・モロヘイヤ

 

葉酸が多い食材

・ブロッコリー

・小松菜

・アスパラガス

・パセリ

・クレソン

・枝豆

・春菊

 

鉄分が多い食材

・パセリ

・卵黄

・しじみ

・ほうれん草

・モロヘイヤ

・ニラ

 

亜鉛が多い食材

・牡蠣

・煮干し

・ごま

・豚レバー

・うなぎ

 

 

では、逆に妊活中に摂らない方が良い食材、

気をつけたい食生活はどんなものがあるのでしょうか。

 

良いと言われるものをバランスよく摂ると同時に、

避けられるものは避けて赤ちゃんに出会える近道を作りましょう。

 

 

妊活中にできるだけ避けてほしい食べ物その①

トランス脂肪酸

 

food_margarine

 

近ごろ良く耳にする「トランス脂肪酸」をご存知でしょうか。

トランス脂肪酸とは、不飽和脂肪酸の一種で、多くは植物油を加工する工程でできるものです。

 

WHO(世界保健機関)は「トランス脂肪酸量は総エネルギー摂取量の1%未満とすべき」と勧告し、アメリカのFDA(食品医薬品局)は、2018年以降トランス脂肪酸を含む油脂の食品使用を原則禁止すると発表しています。

 

他国でのトランス脂肪酸に対する状況をまとめてみました。

 

アメリカ ニューヨーク市:トランス脂肪酸の完全使用禁止。

オランダ:トランス脂肪酸が含まれる製品を販売禁止。

デンマーク:トランス脂肪酸の含有量制限が2%。違反すると罰則の対象に。

韓国:トランス脂肪酸の食品表示を義務化。

台湾:トランス脂肪酸の食品表示を義務化。

中国:トランス脂肪酸の食品表示を義務化。乳幼児への食品に対しては使用禁止。

 

 

このようにトランス脂肪酸は世界的にも危険視されている脂肪酸ですが、

日本では摂取量が他国と比べ少ないとされ、何の規制もされていないのが現状です。

 

トランス脂肪酸はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やし、

HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らしてしまい、

冠動脈疾患のリスクを高めることが指摘されています。

 

体内に蓄積され、細胞膜の形成を阻害し、免疫異常となり、老化に繋がる活性酸素を大量に発生させます。

トランス脂肪酸は、癌、動脈硬化、アレルギー疾患、心疾患、うつなどの原因として考えられます。

 

また、トランス脂肪酸の摂取により卵子や精子の質が下がり、排卵性の不妊に繋がる危険性も考えられます。

妊活中の場合は、控える方が良いと言われています。

 

トランス脂肪酸を多く含む食品

・マーガリン

・ショートニング(ケーキやお菓子の材料になります)

・サラダ油

・キャノーラ油

・チョコレート

・マヨネーズ

・カップ麺

・スナック菓子  などなど

 

 

マーガリンやショートニング、植物性油脂が材料となって作られたものには、トランス脂肪酸が含まれています。

アイスクリームやドーナツ、菓子パン、市販の揚げものなども注意です。

 

マーガリンやサラダ油は安価なので、家庭でも使う方が多くいらっしゃいますが、

オリーブオイルや米油、ごま油、亜麻仁油などを使うように油を見直してください。

 

 

妊活中にできるだけ避けてほしい食べ物その②

カフェイン

coffee20160715235104_tp_v

 

女性の場合は、カフェインを1日500mg摂取した場合、不妊の割合が45%増加すると言われています。

これはコーヒーに換算すると、1日5杯以上に相当します。

 

また、妊娠した場合は、1日に2~3杯以上コーヒーを飲むと流産のリスクを高める可能性があります。

1杯くらいであれば問題ありませんが、カフェインを含むものはできるだけ減らすのが賢明です。

 

カフェインを含む飲み物

・コーヒー

・紅茶

・緑茶

・ほうじ茶

・烏龍茶

・玄米茶

・抹茶

・ココア

・コーラ

・栄養ドリンク

 

 

妊活中にできるだけ避けてほしい食べ物その③

乳製品、チーズ

kunsei_cheese

ハーバード大学の研究で、低脂肪や無脂肪に調整された乳製品の摂取が

排卵障害のリスクを高めるという事が分かりました。

 

低脂肪牛乳やヨーグルトなどは控えるようにしましょう。

 

 

また、チーズは精子の濃度や運動率に悪く影響します。

ご夫婦ともに乳製品の摂取はできるだけ控え、低脂肪、無脂肪に調整したものとチーズは避けるようにしましょう。

 

 

 

以上の3つが妊活中にNGな食べ物です。

 

日頃の食事のなかに、こんなに恐ろしいものがあったのかと

少し怖くなってしまうものもありましたね。

ただ、知らなければ妊娠までの道のりは遠ざかっていたかもしれません。

 

体に良いもの・悪いものをこれで把握できましたので、

あとは日々の生活を少し見直せば体質は少しずつ変化していきます。

 

無理はせず、バランス良く夫婦一緒に取り組んでください。

 

サプリメントなどで補助するのもOKです。

妊活に良い食事は、妊娠中にも、出産後自分自身だけでなく家族の健康にも良い食事です。

長く長く続けていけるよう、それぞれのご家族なりのやり方を見つけて下さいね。

 

fc52c02bc19bbabfbff267af77186b27_s

 

***********************
萬育堂薬房
〒530-0046 大阪府大阪市北区菅原町10-11ジーニス大阪105号
TEL:06-6311-5181
Mail:info@banikudo.com
PCサイト:http://www.banikudo.com/
子宝サイト:http://kodakara.banikudo.com/
LINE : @banikudo
FBページ : https://www.facebook.com/banikudo
TwitterID : banikudo
***********************

[temp id=3]

不妊とGI値

皆さまこんにちは!

 

本日のテーマは不妊とGI値について。

最近よく聞く『GI値』ですが、何のことかご存知でしょうか。

 

woman_question

 

◆GI値とは・・・

グリセミックインデックスの略で、

食品ごとの血糖値の上昇率を表したもの。

 

血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度の事です。

 

 

 

食事をすると血糖値が上昇しますので、膵臓からインスリンホルモンが出され、

血糖値を下げる役割を果たします。

 

通常はこのようにインスリンの働きで、血糖値の調整をおこなっていますが、

GI値の高い食事、つまり血糖値の上昇が激しい食事ばかりしていると、

インスリンの分泌が過剰になり膵臓が疲れ切ってしまいます。

 

酷使された膵臓は上手く働かず、インスリンを正常に分泌できなくなったり、

分泌しても血糖値を下げる効力が薄くなったりしてしまいます。

 

このインスリンの効き目が悪くなることを「インスリン抵抗性」と言い、

Ⅱ型糖尿病予備軍となります。

 

medical_funin_soudan

 

この「インスリン抵抗性」には多嚢胞性卵巣症候群【PCOS】が大きく関わってきます。

PCOSは排卵障害の原因とも言われ、卵胞が育つのに時間がかかり、

なかなか排卵できない疾患です。

卵巣の中に沢山卵胞ができ、ネックレスサインと呼ばれています。

 

ホルモン分泌に異常があり、月経異常、排卵障害で不妊の原因になります。

PCOSの方にインスリン抵抗性がある場合が多いことがわかっていて、

逆に言うとGI値の高い食事ばかりして、インスリンの働きが弱くなっている方は

PCOSになりやすいととれます。

 

また、インスリン抵抗性があり糖代謝が正常に行えないと

太りやすい体質になり、内臓脂肪が増えることで

卵巣の皮が厚くなり、卵子がうまく育たずに、排卵しにくくなるケースもあります。

 

見た目が痩せていてもPCOSと診断される方もおり、

隠れた内臓脂肪が原因ではないかと思われます。

 

妊娠しやすい体づくりのための食生活には、

GI値の高い食品を減らしてみましょう!

 

◆GI値が高い食品は?

 

・白ごはん

04579bcdc36758dd78d2a8a0b34f61e6_s

 

・パン

6f93569f5bb263a2101d54401f001a3e_s

 

・じゃがいも

12e4eb3e021847cdbf93eba0af9f62bb_s

 

 

・パスタ

1e8b7c6b891fb0712788d95079df3af6_s

 

 

・うどん

1987cdcc9e9ee8e9d1b78ac85e7f5f02_s

 

 

・ラーメン

955c955353ee3d6b4831d075eea345f4_s

 

 

・おもち

60f323eab9efc563b64c813cb11550c4_s

 

 

・人参

bc61ab1d4d40b0443152b1faace0c577_s

 

 

・とうもろこし

b77cd34465d6a3ddaa640e3fe0641aa5_s

 

 

などなど

 

 

 

ご飯やパンは精製していない、玄米や全粒粉パンだと

GI値は低めになります。

 

一切口にしてはいけないわけではありませんので、

意識をしながらバランスの良い食事を心がけてくださいね。

image_01

 

***********************
萬育堂薬房
〒530-0046 大阪府大阪市北区菅原町10-11ジーニス大阪105号
TEL:06-6311-5181
Mail:info@banikudo.com
PCサイト:http://www.banikudo.com/
子宝サイト:http://kodakara.banikudo.com/
LINE : @banikudo
FBページ : https://www.facebook.com/banikudo
TwitterID : banikudo
***********************

[temp id=3]

 

生理周期が短い方、長い方の原因は何か考える

この記事は2017年5月10日に再編集致しました。


 

皆さんこんにちは!鍼灸師、子宝カウンセラーの橋本です。

 

さて今回は排卵生理周期について考えていきたいと思います。

 

生理が長かったり短かったりする方がおられますが、どうしてこのようなことが起きるのかをまとめていきます。

 

◆生理周期の流れ

まず、生理周期の流れについて説明していきたいと思います。

 

基礎体温表グラフ

上の図は代表的な基礎体温表です。

 

28日もしくは29日周期で生理期間は大体5日間から7日間、低温期が14日間、高温期は10~14日、排卵は14日の体温がぐっと下がったあたりになります。

多くの方がこの通りに来ているかもしれませんが、生理周期が長くなったり短くなったりする場合があります。

 

この生理周期の変化にはいくつか原因があります。

生理周期が長くなる原因

・妊娠している(高温期が17日以上続く)

・低温期の期間が長くなる

 

生理周期が短くなる原因

・黄体機能不全(高温期が10日未満)

http://www.banikudo.com/?p=800 に詳しく書いています。

・低温期が短くなっている

 

これについて解説していきます。

 

◆高温期17日以上続くと妊娠

生理周期が長くなる原因としてまず、「妊娠」があげられます。

基本的に高温期が17日以上の方は妊娠していると考えます。

 

これは受精卵が着床すると、着床した受精卵が出す特有のhCGという伝達物質を出すようになります。

それが出始めると、黄体が妊娠黄体となり、妊娠継続ができるようになります。

 

hCGが出ている間は妊娠黄体として維持されますので、この値が大切になります!

 

◆生理周期が長くなる原因

 

生理が長いかどうかという目安として、正常な生理周期は25日から38日、希発月経と言われるのが39日から3か月未満、続発無月経としては3か月以上停止している状態を言います。

周期の変動が6日以内とういうのが正常で、7日以上ある方が不整周期と言います。

 

ですので生理周期が長くなるというと、39日以上の方で変動が7日以上ある方が問題となってきます。

 

長くても毎月同じくらいのタイミングで来られる方はそのような卵巣周期になっていることもありますので、大きな問題ではありません。

 

 

生理周期が長くなる原因はいくつか考えれます。

・ストレス

・多嚢胞性卵巣(PCOS)

・体重の増減

・内科の全身疾患(糖尿病など)

 

この中でPCOSについて説明していきたいと思います。

 

◆多嚢胞性卵巣(PCOS)とはどうして起こるのか。

 

PCOSの原因とははっきりとは分かっていませんが、仮説として考えられているものがあります。

それが男性ホルモン(アンドロゲン)の兼ね合いです。

 

顆粒膜細胞の働き

 

卵胞期(低温期の時)には莢膜細胞(きょうまくさいぼう)でアンドロゲンが作られます。

このアンドロゲンが男性ホルモンのことですが、これを原料に女性ホルモンが作られます。

 

ですがここで内科的な問題や、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れ肥満血糖値の上昇などにより男性ホルモンの産生が増えます

 

特に肥満、血糖値の上昇について説明していきたいと思います。

 

 

◆肥満が男性ホルモンを増やす理由

 

肥満の一番の問題は、脂肪が増えるということです。

脂肪でも女性ホルモンが作られています。

この女性ホルモンは卵巣などには働かない、全身をめぐる、ホルモンとなります。

 

しかし脳は十分にエストロゲンがあると認識してしまい、卵巣にエストロゲンを作ってという命令、つまりFSHを作ることを抑えてしまいます。

脂肪から出るエストロゲンが上がるごとに、LHの値も上がっていくようになってきます。

 

LHは卵胞でも男性ホルモンを出す働きがありますので、卵胞の育ちが悪くなり、ひどくなると排卵することができず、PCOSの症状が出るようになります。

 

まとめると・・・

 

肥満が進むと脂肪から出るエストロゲンの量が増える

脳がエストロゲンが十分にあると認識してFSHを下げLHを上げる

FSHが下がるため卵巣での卵子の発育が悪くなり、LHが増えることで男性ホルモンが増えてきてしまう

未熟なまま卵子が排卵されたり、男性ホルモンの増加で卵巣や卵胞の膜が厚くなり排卵障害がでる

 

明らかに肥満でなくても体脂肪率が高い方は要注意です。

 

 

◆血糖値が上がると男性ホルモンが増えるわけ

 

血糖値が上がりやすい方の中でも特に、インスリン抵抗性が高い2型糖尿病と言われる方は問題です。

 

インスリン抵抗性とは簡単に言うと、インスリンが効きにくくなる病態です。

インスリンは血液中の糖を細胞内に取り込むという時に働くホルモンなのですが、このホルモンが働きにくくなるために血糖値が上がるのです。

 

これはインスリンが悪くなったのではなく、インスリンを受け取る細胞側がおかしくなっているために起こります。

 

肥満や運動不足、過食によりインスリン抵抗性が出た方は、血糖値が上がった時に普通の量のインスリンでは反応しないのでインスリンが大量に分泌されます。

 

インスリンが高くなると、これが卵子の莢膜細胞に刺激を与え、男性ホルモンを作るのを促進してしまいます。

 

流れとしてはこうです。

食べ過ぎ、肥満、運動不足

インスリン抵抗性が上昇

血中のインスリン濃度が高くなる

莢膜細胞のアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌が高くなる

卵巣や卵胞の膜が厚くなり、排卵障害や卵胞の発育不全が起こる

 

このように卵子の発育が遅くなったり、排卵ができなくなり、ひどくなると誘発剤を使わないと排卵しないというような状態になります。

 

これにより生理周期が長くなります。

 

◆生理周期が短くなる理由

 

生理周期が短くなる理由は、黄体機能不全と排卵が早くなってしまうということがあります。

黄体機能不全はお話ししたので、今回は排卵が早くなる理由について考えていきたいと思います。

 

生理周期が短くなる理由は、

・ホルモンのバランスが悪くなる

・無排卵周期症

 

この鑑別は基礎体温表をつけてみないと分かりません。

無排卵の場合、基礎体温表は2層に分かれず、1層のままになっています。

 

この時出血が出るものは、生理ではなく破綻出血といい、内膜が重さに耐えきれず落ちてくるような感じです。

高温期になった時に内膜を維持するプロゲステロンが出ますが、これが出ないため起こります。

 

 

◆ホルモンバランスの変化から排卵が早くなる

 

ほかにホルモンバランスが変わることにより、低温期が短くなることがあります。

これは卵子の成長がとても速くなるということが原因になってきます。

 

詳しい原因は分かっていませんが、ホルモンバランスが崩れ卵胞の成長をぐっと上げたということが考えられます。

 

排卵はある一定の量のエストロゲンが出ることで、それが刺激となり、LHサージが起こります。

 

診察時タイミングを教えてもらう時も卵胞の大きさをエコーで調べてもらっていると思います。

これは卵胞の大きさが大きくなるのは顆粒膜細胞が大きくなるからですが、ここがエストロゲンを作り出すところです。

なので、卵胞が大きくなるということはエストロゲンがしっかりと出ているということが考えられますので、卵胞の大きさから排卵となる時期を予測していきます。

 

排卵が早くなるときは、普段以上に卵胞が大きくなるのが早く育っていることが分かります。

 

 

◆ホルモンバランスと整え、血糖値を下げるタンポポ

 

タンポポを研究されている、当店の顧問でもある卲輝先生にお話を伺うと、タンポポは脳のホルモンを出すようにと命令をする間脳視床下部というところからホルモンバランスを整えることが分かっているとのことです。

ホルモンバランスを整えることにより生理周期がきれいになっていきます。

 

また、血糖値を下げる効果があり、糖尿病の方にも使っています。

先にも紹介したとおり、血糖値が上がりやすく、インスリン抵抗性があると男性ホルモンが出やすく、卵子の成長を妨げてしまいます。

 

タンポポはインスリンの分泌を助けるのではなく、細胞が血糖を取り込む働きをサポートすることが分かっていて、インスリン抵抗性がある方でも血糖値が下がっていくということです。

 

妊活も生活習慣病とかかわりがある内容もあるので、日頃の生活習慣をしっかりと整えていくこと、健康な体作りも大切になります。

 

妊活でわからないことがあればいつでもご相談ください。

 

 

毎月1000人の方に「萬育堂健康通信」を読まれています!

毎週水曜日・第一火曜日の13時~・15時~・17時~妊活相談受付中!

 

萬育堂薬房店長

子宝カウンセラー

鍼灸師

橋本 実沙樹

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お問い合わせは電話かメールにてお待ちしています。

 

排卵異常の原因 ~内分泌機能の低下~

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

さて今日は、排卵異常の続きをしていきたいと思います。

排卵異常の原因の一つに、内分泌の低下が考えられます。

 

まずは内分泌の流れについて復習したいと思います。

 

フィードバック 女性ホルモン図は山之内製薬から引用

 

 

女性ホルモンの流れは図のようになっております。

視床下部から脳下垂体に向けてGn-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンを脳下垂体に向けて出します。

その後脳下垂体よりFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)が出されます。

次に卵巣の成長している卵胞にいくと、FSHの刺激でエストロゲンが、LHの刺激でプロゲステロンが出ます。

このエストロゲンやプロゲステロンが血中に放出されると、脳の視床下部と脳下垂体に届き、一定量がちゃんと出ているか見ながら刺激ホルモンを出す量を決めていきます。これをフィードバックと呼びます。

 

ホルモン分泌の低下の原因は大きく分けて、視床下部が原因のものと、脳下垂体が原因のものとあります。

 

視床下部が原因のものは多くが原因不明ですが、Gn-RHが低下し、FSHやLHの分泌が低下することで、十分な刺激が卵巣に届かなくなるため卵子が成長できず、排卵できないというものです。

 

視床下部は自律神経とホルモンの中枢ですので、ここが弱ると、ホルモン全体がおかしくなり、自律神経も整いにくくなります。

視床下部はストレスにとても弱いところですので、ストレスが強くかかっている方などに多く見られる傾向にあります。

 

脳下垂体の低下の場合は、視床下部からの刺激がありながらも、FSHやLH、さらにはTSH(甲状腺刺激ホルモン)が低下することにより排卵できなくなります。

 

TSHは甲状腺に刺激を与えて、甲状腺ホルモンを分泌させるためのホルモンですが、甲状腺ホルモンは卵の成長にとても大きな役割を果たしています。

卵子の成長過程で、FSHがかかわってくるところは、実は排卵の2週間前の卵胞が一気に大きくなる期間がメインで、あとの原子卵胞から約3か月かけて成長していくときに関わるのが甲状腺ホルモンなのです。

脳下垂体の機能低下によるこれらのホルモンの低下は卵子の成長を妨げ、排卵しにくい要因となります。

 

対策としては当店でおススメしているタンポポのお茶があります。

詳しくはその方の体質などを見ながら、お話をしていきますので一度ご相談ください。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

最寄駅 JR大阪天満宮 地下鉄谷町線南森町 京阪北浜駅

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お電話かメールにてお問い合わせをお待ちしております。

 

排卵障害の原因 ~ダイエットや肥満、激しいスポーツ~

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

本日はダイエットや肥満、激しいスポーツによる無排卵について書いていきたいと思います。

 

まずは、肥満ややせが無排卵になるというところですが、BMIが正常範囲の場合は妊娠しやすいです。

しかし激しいスポーツや無理なダイエットでBMIが18.5以下の痩せすぎの場合や、食べすぎ、偏食、運動不足などでBMIが25を超えるような場合は体重のコントロールを考えた方が良いです。

やせでは、初潮もBMIが19を超えないと起こらないとも言われています。

妊娠するにはエネルギーが必要です。ある程度の体重がないと子供が出来にくいということです。

ダイエットをしてやせたという方では、レプチンという脂肪細胞が出す満腹ホルモンがありますが、慢性的な空腹状態でレプチンの分泌が低下して今います。

レプチンは脳に作用し、食欲が低下して、性腺刺激ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌が盛んになります。

無理な食事制限などでレプチンの分泌が下がると、FSHやLH、甲状腺ホルモンなどの分泌が下がり、無排卵や無月経、甲状腺低下症などが引き起こされます。

 

また無理なダイエットをしている女性の方では低体温になり、生理痛がきついなどの症状が出ている方も多いです。

子宮の動きも悪く、妊娠がさらに難しくなるので、体重をある程度増やし、筋力や体力をつけることが大切です。

 

また、肥満でも内臓脂肪が多すぎると、卵巣の周りにも脂肪がつき、卵巣の壁を破って排卵される時にそれが阻害されるので、無排卵になるというケースもあるようです。

甘いのもや脂っこい物特に洋菓子類はこのような方は控える事が得策です。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お電話かメールでお問合せ下さい。

 

不妊の原因を考える ~排卵障害~

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

今日は不妊症の原因である、排卵障害について書いていきたいと思います。

排卵は脳の視床下部、脳下垂体、卵巣の働きがちゃんとうまくいって初めて排卵できます。

妊娠しやすい女性は月に一回排卵して妊娠のチャンスがきます。

しかし強いストレスなどがあると、視床下部はストレスに弱いのでホルモンバランスが崩れ排卵障害がおこることがあります。

 

排卵障害では大きく分けて数か月に一回しか排卵をない稀発排卵と全く排卵が起こらない無排卵があります。

 

数か月に一回しか来ない場合は、妊娠する確率がそれだけ減ってしまいます。

無排卵の場合自然に妊娠するとは望めません。

 

排卵しているかどうかは、基礎体温表を見ると分かります。

基本的に2相に分かれていれば排卵していると考えます。

 

ただし卵巣機能が落ちてくると、2層に分かれていても排卵できていない稀なケースもありますので、40歳前後の方でなかなか妊娠できない方は排卵できているか、エコーなどで一度調べてもらうと良いかと思います。

具体的に排卵障害の原因を箇条書きで上げていきます。

脳の原因

・視床下部の機能低下

・脳下垂体の機能低下

・高プロラクチン血症

・ストレス

 

甲状腺の原因

・甲状腺機能異常(バセドウ病、橋本病、甲状腺摘出など)

 

卵巣の原因

・多嚢胞卵巣症候群(PCOS)

・卵巣の機能低下

・黄体化非破裂卵胞症候群

・卵巣腫瘍

 

全身の原因

・肥満ややせ

・極端なダイエット

・激しいスポーツ

 

このような原因があげられます。

また次回から詳しく中身を見ていきたいと思います。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お電話かメールでのお問い合わせをお待ちしております。