糖尿病と人工甘味料の関係性について

こんにちは、萬育堂薬房です。

 

昨日の10月9日(火)体育の日に、こんなニュースをみつけました。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171006-00000031-sasahi-life&p=1

(カロリーゼロの“甘い罠”専門家が指摘〈週刊朝日〉)

 

ニュースの概要は、以下の通りです。

・カロリーゼロの人工甘味料入り飲料は、体形が気になる人にとっては心強い味方である反面、最近の研究では糖尿病のリスクを高めるという指摘もある。

・カロリーゼロに頼りすぎて、ほかの食べ物でカロリーオーバーになってしまう人もいるようである。

 

昨今よく耳にする人工甘味料について、皆さんはどの程度ご存知でしょうか?

本日は人工甘味料とは何か? 様々なところから声があがる危険性について をご紹介していきたいと思います。

 

 

人工甘味料とは?

食品に存在しない甘み成分を人工的に合成したものを指します。
よって砂糖とは成分が違っており全くの別物になります。

 

 

どんな種類のものがあるの?

特に使用頻度が高いのは、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースの3つです。

【アスパルテーム】

フェニルアラニンとアスパラギン酸というアミノ酸由来のもので出来ています。
これらは、インスリンとレプチンを急激に放出するといわれています。

インスリンによって血糖値が下がるために低血糖のリスクが考えられます。
レプチンは食欲と代謝の調節を行うホルモンであり過剰になると肥満と高血圧のリスクが考えらます。
http://www.nozaki-kanpou.com/blog/archives/6714

(漢方の野崎薬局 人工甘味料は本当に血糖値が上がらないのか!!??)

 

【アセスルファムK(カリウム)】

酢酸が主原料となっています。ショ糖の約200倍の甘みを持っていますが、味が後に引かずスッキリとした味わいが特徴です。

成分の中には塩化メチレン(プラスチックと同じ成分)があるので体内への影響や蓄積が懸念されますが、アセスルファムKは殆ど人体には吸収されずに排出されます。

しかしながら影響については、現在も研究段階で今後の結果が注目されます。
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/0/7768026d2059d2334925686900194dab?OpenDocument

(厚生労働省 アセスルファムKの指定について)

 

【スクラロース】

ショ糖の成分が一部塩素に置き換わることで生成されます。
ショ糖の約600倍の甘みがあり、後味もショ糖に似て甘いです。

アセスルファムKと同じく殆ど消化吸収されないので影響はないと考えられていますが、塩素は人体に有害な物資と考えられており、138℃以上に加熱をすると塩素ガスを発生させます。

焼き菓子などの調理を行うことでリスクが向上するのではないかと考えられます。
http://www.ffcr.or.jp/Zaidan/mhwinfo.nsf/0/06717d18e8757f2b4925672e0026538a?OpenDocument

(厚生労働省 スクラロースの指定について)

 

 

危険性について

ニュース内では、人工甘味料は体内の糖の代謝に影響を与え、糖尿病の発症リスクを高める可能性が指摘されています。

上でも述べたとおり、人工甘味料は砂糖と成分が違っており全くの別物になります。よって、代謝方法の機序も全くの別物となるため血糖値は上昇をしません。

 

しかしながら、2014年にイギリスの科学雑誌ネイチャーで発表された論文のなかで「人工甘味料の一つサッカリンが腸内細菌叢(腸内フローラ)を変化させて、耐糖能の異常をもたらした」とありました。

ここで挙げられている耐糖能とは、インスリンが血液中の糖を細胞に取り込む能力のことを指し、これが異常になると血液中の糖を処理する能力が低くなってしまい、糖尿病予備群へと移行してしまう恐れがあると考えられています。

 

もう一つの危険性として「人工甘味料が脳の錯覚をもたらし、食べすぎを促す」可能性についてです。通常、食事などによって糖が血液中に取り込まれて血糖値が上昇しますが、人工甘味料では上昇しません。そのために脳で糖を摂取するように指示を出してしまうことで、過食を促してしまう可能性があります。

 

現在、人工甘味料が腸内フローラにどのような仕組みで変化をもたらすのか、また腸内フローラの変化がなぜ耐糖能異常を引き起こすのか、腸内における甘味のレセプターについて、など未解明な部分が多く、研究が続けられています。

 

その一方で、人工甘味料の使用において過剰摂取になることは無いといった意見もあります。

近年の各個人における アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース の平均摂取量を確認すると基準値より大幅に下回っていることから問題がないと考えられています。

https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000878.html

(独立行政法人 農畜産業振興機構 近年における人工甘味料の動向)

 

 

このように様々な意見が挙げられており、真偽は未だに解明されてはいません。

 

しかしながら、根本を辿っていくとダイエットや体型を気にしなければならない現状の生活環境に問題があるのではないかと思います。

 

大きく偏った食生活や運動不足は糖尿病だけではない、万病のもととなるのです。

 

体育の日にこのようなニュースが取り上げられたことについて、各個人が生活環境を考える良い機会です。

今一度、口にするもの や 日々の運動 について考えてみませんか?

 

萬育堂薬房では、糖尿病予防デーに向けて お客様のお悩み や 改善方法について ご相談を承っております。

 

是非お気軽にスタッフまでご相談ください!!

 

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痩せない理由は腸内にあり? 腸内細菌叢を整えるダイエット(*^_^*)

 

痩せない理由は腸内にあり? 腸内細菌叢を整えるダイエット(*^_^*) 

 

こんにちは(*^_^*)

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今回は腸内で健康を守っている「腸内フローラ」こと「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」肥満の関係について書こうと思います。

 

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いろいろダイエットをしているのに、なかなか痩せないと悩んでいる方。もしかしたら腸内細菌叢に問題があるかもしれません。

2013年、米国セントルイスにあるワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士らのチームが、「腸内細菌叢が肥満に影響する」、という新たな研究成果を科学雑誌「Science」に報告しました。

■参考文献
Science「Gut Microbiota from Twins Discordant for Obesity Modulate Metabolism in Mice

 

腸内細菌叢=腸内に生息する9000兆個以上の微生物群が作る生態系

 

そもそも、腸内細菌叢って、何でしょうか?

私たちの腸内には、重さにして約1~1.5kg 少なくとも1000種類、9000兆個以上の微生物が生息しています。

数だけで言えば地球上の全人口の100万倍以上というすさまじい数です。

これらの微生物群が織りなす生態系を、腸内細菌叢あるいは「腸内フローラ」と言います。

腸内細菌叢は、アレルギーや皮膚疾患、脳、神経系疾患など、さまざまな疾患に大きな影響があることが明らかになってきましたが、何と言っても、肥満との関係が注目されています。

ゴードン博士らは2006年に、腸内細菌叢が肥満のリスクに影響することを報告。

その後、栄養失調にも、腸内細菌叢が関与することを報告しました。

博士らのチームは、腸内細菌叢と肥満に直接関係があるかどうかを評価するため、1人が肥満で、もう1人は痩せているという、双子のペアを募集しました。

これは双子であれば食生活や遺伝子が似ていて、肥満の原因が腸内細菌叢である可能性を絞り込みやすいという理由からで、最終的に、4組の女性の双子が選ばれました。

 

■参考文献
ロバルト・ヘルス「肥満も栄養失調も、原因は腸内細菌?

 

肥満の人の腸内細菌を移植されたマウスはより多く脂肪が蓄積

 

研究者らは、それぞれの双子から腸内細菌を集めて、無菌のマウスの腸に移植。肥満の人からの腸内細菌を移植したマウス群と、痩せた人の腸内細菌を移植したマウス群を用意します。

この両群のマウスは、標準的なエサ(同内容・同量)を摂取するようにします。

その結果、肥満の人から腸内細菌を移植された無菌マウスは、痩せた人の腸から細菌を与えられた無菌マウスに比べて体重が増加し、より多くの脂肪が蓄積しました。

エサの条件が同じであるということは、この相違が、体内に入ってきた栄養素の代謝を変化させる、腸内細菌によって引き起こされているはずということになります。

 

細菌叢の戦いに勝つのは、痩せた人の腸内細菌

 

研究者らはさらに、2つのグループのマウスを一緒のケージに収容しました。

マウスは糞を食べるのですが、そうなるとこれら2つのグループのマウスは、意図せずお互いの微生物によって、影響を受け合います。

ゴードン博士は、これを“細菌叢の戦い”と呼んでいますが、この戦いの結果、肥満の人から腸内細菌を移植された無菌マウスは、痩せた人の腸から細菌を与えられた無菌マウスの細菌叢の影響で、体重が減りました

ところが、痩せた人から腸内細菌を移植された無菌マウスは、肥満の人からの腸内細菌の影響を受けませんでした。

なぜでしょうか?

肥満の人は細菌叢の多様性が少なく、特定の菌種に偏るという報告があります。

これに対し、痩せた人の細菌叢は多様性に富むため、肥満の人の細菌叢を一方的に侵略できることが要因と推測されます。

 

腸内細菌を交換しても、食事を変えなければ減量に効果なし

 

ではなぜ、一般には、伝染病のようにマウスの痩せは広がらないのでしょうか?

重要なのは、この研究が「食事に左右されるもの」だったことです。

2つのグループのマウスを一緒のケージに収容させた際も、与えた食べ物によって結果に違いが出ました。

食物繊維が多く飽和脂肪酸の少ない、健康的な食事を与えたときは、痩せた人の腸から移した細菌の影響をうけた肥満マウスは、体重が減少しました。

ところが、食物繊維が少なく飽和脂肪酸を多く含む、典型的な西洋食を与えたときには、 痩せマウスと肥満マウスは互いの腸内細菌の影響を受けないように見えたのです。

要するに、腸内細菌を交換しても、食事を変えなければ減量に効果はないと考えられます。

 

■参考文献
Nature「Richness of human gut microbiome correlates with metabolic markers

 

食事で腸内細菌叢を変えるには、どのくらい時間がかかる?

 

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ここで、「よし、健康的な食生活に変えて腸内細菌叢を変えよう!」と思われた方、どのくらいで効果がでるか気になりますよね。

先日、ハーバード大学のターンバウ博士らが、食事を「完全な動物性食品(肉、卵やチーズなど)」から、「完全な植物性食品(穀物、レンズ豆、野菜や果物など)」に、あるいはその逆に変えると、腸内細菌叢は、なんと1日足らずで変化すると報告しました。

例えば、動物性食品の食事を摂ると、胆汁に耐性のある細菌、ビロフィラ・ワーズワーシア(Bilophila wadsworthia)が増えていました。ビロフィラ・ワーズワーシアは、炎症性の腸疾患との関係が示唆されている細菌で、この変化が私たちの健康にどのような影響を与えるかは、次回の研究成果が期待されますが、食物繊維の多い、バランスのとれた食事が、私たちの腸内細菌叢のよいエサになることは明らかです。

ちなみに、タンパク質や脂質の多い、低炭水化物ダイエットも、腸内細菌叢には良い影響を与えないようですね。

 

■参考文献
■Harvard Gazette「Your gut’s what you eat, too
■Nature「Diet rapidly and reproducibly alters the human gut microbiome

 

腸内細菌叢を利用した「痩せ薬」も出てくる!?

 

ところで、腸内細菌叢を利用した「痩せ薬」って可能なのでしょうか?

最近、大手の製薬会社が、腸内細菌叢を利用した治療薬の開発を進めています。

2014年5月2日、米国セカンドゲノム社は、製薬メーカーであるファイザー社と提携し、大規模な観察研究によって、腸内細菌叢と肥満や代謝疾患の関係についての研究を行うことを発表しました。

さらにこの研究により、腸内細菌叢が、肥満などの治療薬のターゲットになる可能性があります。

科学の進歩の速さには本当に驚かされますが、とはいえ研究はこれからといったところ。すぐに夢のような「痩せ薬」ができることはなさそうですね。

つまり私たちが、今すぐ今年の夏に向けてできるとこは食生活を改善し、健康的な腸内細菌叢で、肥満やメタボリックシンドロームの予防することですね!

 

■参考文献
■Second Genome「Second Genome Enters Into Agreement with Pfizer Inc. on Microbiome Research Initiative in Obesity

 

★ 食生活を改善し、健康的な腸内細菌叢で、肥満やメタボリックシンドロームの予防するダイエット ★

 

食生活を改善して!と簡単に言っても普段の生活の中なかなか今ある食生活を変えるとなると実際は難しいです。

そんなあなたに萬育堂薬房では普段の食生活にプラスするだけであなたの腸内細菌叢を良い状態に保ってくれる酵素をオススメしています。

 

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酵素の中には腸内細菌叢の餌になるオリゴ糖、植物由来、発酵微生物由来のアミノ酸、微量栄養成分などを含んでいるおり、動物性の脂質、タンパク質はゼロです。

ですので普段の食生活に酵素をプラスする事で腸内細菌叢を良い状態に保つ事で痩せやすい身体の環境を作る事が出来るのです。

 

 

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