タンパク質不足による貧血! 

 

皆さんこんにちは!鍼灸師、子宝カウンセラーの橋本です。

 

最近感じているあらゆる不調はありますか・・・?

それって実は『鉄分不足』が原因かもしれません!

 

女性の約1割が貧血に悩んでいると言われ、特に若い女性に多いことが知られています。

貧血は、月経のある女性に多い病気で、日本人女性の65%が貧血ぎみだそうです。

 

「疲れがとれない」「体がだるい」「顔色が悪い」などの不調が起こると貧血を疑いますが、それで病院に行く人は少ないようです。

 

ですが、貧血から派生する症状は多岐にわたり、疲れやすさはもちろん、美容や子宝、ダイエットまで影響あるのです。

貧血の中にも種類は幾つかありますが、最も多い鉄欠乏性貧血です。

 

今回は鉄欠乏貧血についてまとめていきます。

 

◆鉄欠乏性貧血とは、どんな状態?

 

貧血は、「血が貧しい」と書きますが、血液の量そのものが少ないのではありません。

血液の中に含まれる赤血球の主要な構成物質であるヘモグロビン(血色素)の量が正常値よりも少なくなっている状態です。

 

ヘモグロビンは、血流にのって体のすみずみに酸素を運ぶ大切な役割を持っています。

これが減少すると血液の酸素運搬機能が低下し、からだ中の筋肉や臓器が酸欠状態に陥っているのが貧血です。

貧血のイメージ

 

◆酸欠状態になるとどんな症状になるの?

 

一般的に、めまい、立ちくらみ、だるさ、息切れ、動悸を強く感じるといった症状です。

ひどい貧血が長く続いた場合には、以下の症状があります。

 

◆爪がスプーンのように反り返ってくりことあります。

◆舌の表面にある味蕾(みらい)がなくなってつるつるになり、ものを食べるとしみる。

◆口角炎ができる。食道の粘膜が委縮して、ものが呑み込みにくるなる。

◆枝毛が増えたり、髪が抜けやすくなる

 

貧血の症状

◆酸欠の人は、痩せられない!?

 

体内には、リパーゼという脂肪燃焼酵素があります。

このリパーゼは、体内に溜まっている体脂肪を分解して血液中に送りこみ、さらに分解した脂肪をきちんと燃焼しきる働きをしてくれます。

 

酸欠の人は、体内の酵素が足りていないため、リパーゼが活発に働いてくれません。

そのため脂肪を分解することができなくなり、さらに燃焼することもできず、燃え残った脂肪は再び脂肪の塊へと戻ってしまいます。

 

◆貧血の原因① 出血

 

痔、胃や腸の潰瘍や癌、寄生虫による腸管の傷、女性の子宮筋腫などによって少量の出血が長期に渡って続いている場合に、鉄が欠乏します。

体内の鉄は、赤血球が壊れても再利用されますが、胃腸が吸収できる鉄分は1日わずか1mgにすぎません。

 

ところが10mlの出血があると5mgの鉄が失われてしまっています。

したがって、少量でも慢性的な出血があると、貧血が起こってきます。

 

◆貧血の原因② 月経、妊娠、分娩、授乳

月経や分娩では体外への出血によって、妊娠中は胎児に鉄分をとられるため、鉄分の不足が起こりやすのです。

また、母乳にも鉄分がふくまれているため、授乳でも鉄分のふそくが起こりがちです。

女性に多いのは、このことが考えられます。

母乳

 

◆貧血の原因③ 食品中の鉄分の不足

 

鉄分は、肉類、レバーなどの食品に多く含まれていて、これらを食べていないと鉄不足なります。

ダイエットなどで生野菜中心にした食事を続けていると鉄不足なります。

 

◆貧血の原因④ 胃腸の吸収不足

 

胃や腸の粘膜に異常があると、鉄分の吸収がうまくいかず、鉄不足にあります。

胃炎、胃下垂などの病気がある人や胃腸を切る手術を受けた人は、鉄分の吸収がさまたげられこともあります。

 

★★★バランスのとれた食生活がなによりも大切!★★★

症状や原因を探っていきましたが、次に対策を考えていきたいと思います。

貧血だけでなく、病気の予防の基本は、食事です。無理なダイエットや朝抜きの生活、インスタント食品などに偏った食事は、もってのほかです。

5つのポイントをまとめましたので、日ごろの生活と照らし合わせてみて下さい。

 

ポイント① 鉄を摂る

食品に含まれる鉄分には、「ヘム鉄」「非ヘム鉄」の2種類があります。

 

肉や魚に含まれるのは、ヘム鉄です。
海藻や野菜、大豆などの植物性食品に含まれるのが非ヘム鉄です。

十二指腸での吸収率は、ヘム鉄の方が非ヘム鉄より数倍高いと言われています。

ヘム鉄の食品を摂る方が効率がいいですが、非ヘム鉄もビタミンCと摂れば吸収がよくなります。

 

ポイント② たんぱく質を摂る

たんぱく質は、赤血球の中のヘモグロビンの材料となる栄養素ですので、鉄と同様に大切です。

肉や魚のたんぱく質は、非ヘム鉄の吸収を高めます。

特に必須アミノ酸のバランスのよいたんぱく質である卵や肉は欠かさないようにしましょう。

肉などは、脂質も多く、また調理法などで油がプラスされています。油を抑えるには蒸す、ゆでるなどの調理方法がおすすめです!

 

実は、これまで貧血=鉄不足と考えられてきましたが、たんぱく質不足による「非鉄欠乏症貧血」が増えてきています。

原因の一つが、米主体から小麦主体への食生活の変化です。米飯では必須アミノ酸が揃うのですが、麺類やパンなどの小麦では、必須アミノ酸が2種類少ないためです。

良質なたんぱく質を摂りましょう!

 

ポイント③ いろいろな食品をバランスよく食べる

ビタミンB2、B6、B12、葉酸、ビタミンCなども造血や鉄の吸収に欠かせません。

これれらを十分にとるには、偏食せずに3食きちんと食べることが大切です。

栄養バランス

 

ポイント④ 鉄入りの補助食品を活用する

食事で鉄を摂ることが基本ですが、サプリメントなどで補うこともおすすめです!

 

当店では、朝鮮人参+棗+阿膠が入ったサプリメント「棗参宝(そうじんほう)」をおすすめしています。

生薬成分が含まれていますが、なぜが味が美味しいと評判のサプリメントです。お子様にもご利用いただけます。

鉄不足により、氷を食する氷食症の方もご利用いただき、1か月ほどで改善が見られました。

 

なつめは、薬膳料理や果樹酒によく使われています。

なつめの果実を蒸してから乾燥させたものを漢方では大棗(たいそう)と呼び、氣や血の流れを良くし、体を温めます。

なつめ(棗)には、糖質、タンパク質、ビタミンA、B2、C、カルシウム、リン、鉄、マグネシウム、カリウム等と豊富な栄養素があります。

 

中国と日本の女性とでは、日本女性の方が貧血が多いといわれいます。その違いは、中国では、月経あとになつめを食する習慣があるからです。

また、棗(なつめ)阿膠(あきょう)の組み合わせは中国で昔から「女性の宝」と言われ、鉄が大量に含まれ、かつ天然成分のため吸収しやすく、血の巡りをよくし、体を温め、体力をつけるなど、女性に重要な役割をはたしてきています。

 

ポイント⑤ 胃腸を整える

消化・吸収をする胃腸が低下していると、食事や補助食品で栄養素を取り込んでも無駄になってしまいます。

食物繊維を含む物をしっかりと摂り腸内環境をよくしましょう。

 

ただし、食物繊維は、消化しにくいためよく噛むことも大切です。

 

胃腸が弱っている原因として、暴飲暴食や肉などの欧米化による食生活です。

欧米人と違い日本人の腸は長く、肉などの消化には適していないといいます。

 

昔ながらの日本食が一番、日本人の腸内環境にもよく、是非、この機会に見直しを考えてみてください。

お店では、胃腸を休め腸を整える酵素ドリンクによるアドバイスも行っています。

 

鉄分が不足すると、妊娠を維持させる黄体ホルモンの分泌の低下にもつながります。

是非、一度、ご相談ください。

 

毎月1000人の方に「萬育堂健康通信」を読まれています!

毎週水曜日・第一火曜日の13時~・15時~・17時~妊活相談受付中!

 

萬育堂薬房

鍼灸師

子宝カウンセラー

橋本 実沙樹

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お問い合わせはお電話かメールにてお待ちしております。

英ウィメンズクリニックにて「子宝カウンセラー臨床医学研修会」に参加してきました。

皆様、こんにちは。

カッサ療法士の奥田です。

 

先日、二日間神戸市中央区にある英ウィメンズクリニックにて【子宝カウンセラーの会臨床医学研修会】に参加させていただきました。

一般社団法人子宝カウンセラーの会にていつも勉強をさせて頂いておりますが、今回は特別に全国から20名限定のカウンセラーが集まります。

そのうちの一人に選んでいただき受講してきました。

 

講師の方は、英ウィメンズクリニックの塩谷理事長と苔口院長

そして心理カウンセラーと認定遺伝カウンセラーの方々の貴重なお話を聞くことができました。

臨床医学研修会 20131027_28

image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講座内容を少しご紹介します。

排卵日チェックについて

排卵日チェックは、尿検査によってLHサージの値から判定されているのが多いかと思いますが、おりものの変化で見極めることが一番確実だそうです。

★おりもの状態

月経直後  量も少なく、粘りも少ない

排卵前後  量も粘り気も増す

排卵直前  量も粘り気もピーク

常日頃、自分の体のサインに注意して観察してみてください。

 

体外受精の技術向上は、日本の研究が関わっている

体外受精の技術向上は、日本で研究されたものがおおくあります。

★技術

低酸素下培養

精子のしっぽに傷をつける

受精卵凍結

体外受精は、なんといっても培養士の腕にかかっています。

いい培養士がいる病院を見分けるポイントをご紹介します。

1.培養士の方があまり入れ替わっていないこと。

2.胚分割で通常2日目に4分裂するところが、3日目に4分裂している場合は、卵の問題だけではなく培養士のレベルが低い可能性あります。

参考になさってください。

 

現在、お子様待ちをされて治療を続けていらしゃる方々が増えてきています。

年齢問わず、ストレスや食生活、生活習慣などが要因の一つだと考えらえます。

 

当店では、お客様お一人お一人と向き合い、疑問の一つ一つにお答えし一緒に身体作りをして参ります。

もう一つ、外からのアプローチとして血流改善、自律神経の調整などに適したカッサ施術も行い身体も心もほぐしていただけると思います。

 

何よりも日本で一位、二位と言われる英ウィメンズクリニックとも関わりを持っておりますので是非、一度、お店にお越しくださいませ。

 

カッサ療法士

子宝カウンセラー

奥田恭子

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お問い合わせはお電話かメールにてお待ちしております。

季節の変わり目の体調の変化と冷え症

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

先日は少しお休みをいただいて、軽井沢へ新婚旅行へ行ってきました。

 

9月の軽井沢は寒くて冷えましたが、自然がきれいでとても癒されました。

 

白糸の滝

 

 

 

 

 

 

 

写真は白糸の滝というとことで、地下水が白い糸のように湧き出てくる場所です。

水も驚くほど澄んでいてきれいで、水の流れる音も落ち着きをくれるとてもいい場所でした。

 

バスで行ったのですが、歩いて5分ほどで着いたのでとても行きやすい場所でしたよ。

 

 

さて、今日は温灸の話題についてお話をしていきたいと思います。

 

私も軽井沢から戻った時には温度差にがあり、こちらがとても暑いと感じました。

 

ですが、今は大阪にいるだけでも温度差があり、この温度差で体調が悪くなる方が多くおられると思います。

 

その原因を探りながら、温灸の活用法について考えていきます。

 

温度差で体調が悪くなる原因は自律神経の乱れ

 

まず、温度差で体調が悪くなることが考えられる原因は自律神経の乱れです。

 

人の体は体温を一定に保とうとして体温調整を行っています。

 

その温度調整をしている中枢は間脳の視床下部というところです。

 

ここが温度が変化するとそれを感じて体の代謝を変化させたり、血流を変化させたり、汗腺を働かせたりしていくわけです。

 

命令するのは視床下部ですが、それを伝えるのが自律神経の働きです。

 

 

自律神経はシーソーのようになっていて、副交感神経が上がると交感神経が落ち着き、交感神経が上がると副交感神経が落ち着きます。

 

気温の変化が激しいと、自律神経の働きが大きく変動し、身体で実際に代謝を調整するところが追いつかず、暑いと思って体を変化させたのに、すぐ後には寒さが来て寒さが無防備なところへ入ってくるので体が冷えきってしまいます。

 

このような変化が一日に何度も繰り返されると自律神経のバランスがおかしくなり、体調不良になりやすくなります。

 

 

自律神経の働きと免疫力

 

気温の変化で自律神経のバランスが悪くなると言いましたが、実際自律神経が悪くなるとどうなるのでしょうか。

 

まず、今でこそ有名になりましたが、自律神経のバランスにより免疫力が変化するということがいわれています。

 

免疫というと抗体が有名ですが、実は免疫力が関係してくるのは抗体ではなく単球と言われる、マクロファージの働きの方が大切だと言われています。

 

というのも抗体反応は一度経験した者には絶大な効果を示しますが、新しく入ってきたものに関しては一週間ほどのタイムラグが生じます。

その間支えるのがマクロファージです。

 

このマクロファージですが、実は自律神経と大きくかかわっており、交感神経が優位になると働きが鈍くなってしまうということが分かっています。

 

交感神経が興奮してしまう原因としてあげられるのが、ストレス、食品添加物や薬品などの化学物質、白砂糖や塩などの精製したものなどは交感神経を刺激してしまうと言われています。

 

また急激な温度変化で自律神経が乱れることにより、自律神経と密接な関係がある免疫の働きもおかしくなり、免疫力が下がり、風邪をひきやすくなってしまったりしてしまいます。

他の自律神経の症状

 

自律神経の働きは多岐にわたり、汗腺の調節、血流の調節、内臓の働きの調節など様々な働きを行います。

 

最近多いのは汗を異常にかく方がおられます。

 

汗腺の調節をするのも自律神経の働きですので、以上に出る方は自律神経のバランスが悪くなっている可能性があります。

 

 

他に血流の調節があります。

 

交感神経は血管を収縮させる働きがあります。

 

これは交感神経が戦ったり逃げたりする働きを支えるために働きます。

なのでなるべく早く血流を末端まで届けて動けるようにしたいという意図がありますが、しかし長い期間血管が収縮したままになっていると、血液が行く量が少なくなるので体が冷えてきたり、働きが鈍くなったりします。

これが冷え症の原因になってきます。

 

冷え症はただ体が冷えて寒さを感じるだけのものではなく、体の代謝が下がり、内臓の働きが悪くなり、ホルモンの働きも悪くなります。

 

特に生理などでホルモンの動きが激しい女性はその影響を大きく受けます。

 

冷え症と炎症と不妊の関係

 

自律神経から冷え症が起こります。次に炎症が起こりやすくなります。

炎症が起こりやすくなるメカニズムは自律神経のバランスと冷え症が関わっています。

 

まず冷え症があると炎症が起こりやすくなります。

これは細胞で溜まったごみがあるのですが、それが血流が悪くなることで溜まっていき細胞自体では処理しきれなくなると細胞が弱っていき炎症が起こりやすくなります。

 

また血流が悪いと何か外からの菌やウィルスが入ってきても、免疫が到着するまでに時間がかかるので炎症が長引いたり、起きやすくなります。

 

これは子宮内膜症も同じです。

子宮内膜症を持っている方のほとんどは冷え症を一緒に持っており、食生活などで体を冷やすものをばかりを食べている方はその危険性が増します。

 

子宮内膜症は重い生理痛だけでなく、不妊の原因となります。

 

最近は冷え症に対して認識が低い方が多くおられますが、20歳を超えて以降は、運動していなければ筋肉量がかなり減ってしまいます。さらに30歳を超えてくると年に1%づつ筋肉量が減ってきます。

筋肉が熱を作る出す大きなものですので、筋肉量が減ってくる30代になったら、気を付けましょう。

 

冷え症対策の知識を付けよう

 

冷えは防ぐことができますがどのようにしたらいいかわからない方のために簡単にまとめていきたいと思います。

・朝のパン食はやめましょう

・朝はご飯とみそ汁、漬物がおすすめ

・シャワーだけではなくお風呂に15分つかりましょう。

・首元、お腹、腰、足首は冷やさないようにしましょう。

・体を冷やすもの温めるものを知って体のバランスを整えましょう。

 

まずはパン食ですが、食べ物にはそれぞれ性質があり、パンの原料である小麦は体を冷やすものです。

またパンには食品添加物やショートニングが使われていることが多くあります。

 

このような化学薬品も体を冷やす原因となります。ショートニングは体では分解できない油なので取っていると、取れにくい脂肪がついていったり、体が冷えていく原因になります。

朝はご飯とお味噌汁、漬物がおススメです。

ご飯は体を温めませんが、冷やさない食性があります。

また味噌汁や漬物などの発酵食品は体を温める性質があるので、体を温めてくれます。塩分も朝摂ると頭がシャッキとするのでおススメです。

 

お風呂はシャワーだけでは体が芯まで温まりません。

また風呂も15分使ってもらうことが大事で、15分で全身に血液がめぐりきる時間ですので、しっかりと身体の隅々まで血液を通して熱を運んでくれます。

 

また冷えが入ると良くないポイントが身体にはあります。

それが、首元、お腹、腰、足首です。

 

首元は風邪はここから入ってくるとも言われ、首元が冷えると体全体が冷えてくると言われています。

またお腹と腰は内臓があるところなのでここが冷えると、身体の心から冷えていきます。特に腰は命門というツボがあり、命門は基本的な生命力や生殖能力といった意味があり、ここが冷えると体に力が入りにくくなります。

 

また足首は大きな表面近くを血管が流れているところで、ここから冷えが入りやすいと言われます。

 

下半身が冷えると下腹部も流れが悪くなるので足の冷えは、腎を弱くし、生殖能力や解毒というところでマイナスになります。

体を心から温める温灸の力

 

当店では冷え症の対策として、温灸を用意しております。

 

温灸の特徴は熱がしっかりと奥まで届けることができるということ、リラックス作用があるということです。

 

この作用を引き出すのが、温灸から出る遠赤外線です。

 

遠赤外線は、放熱を抑えるという作用があります。

普段ヒトは温度調節をするために、暑くなると体の熱を放出しようとしますが、遠赤外線はその働きを抑えて、熱が芯まで入っていくのを助けます。

 

温灸幅が広く作られているので、ツボがはっきりとわからなくても大体の位置で使えるため、専門の知識がなくても使えます。

 

冷え性対策と季節の変わり目の自律神経の乱れにお勧めです。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お問い合わせはお電話かメールにてお問い合わせください。

 

 

 

 

低温期の過ごし方を考える 

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

先週は柳田先生を招いての子宝相談会を行っていきました。

多くのお客様に来ていただき喜びの声を頂きました。

 

妊娠をしていくためには前向きに妊娠するという気持ちを持つことが大切です。

 

毎月来ていただいていますが、とても勉強になります。

 

 

さて今日は低温期の過ごし方が大切だということをいつもお話ししているのでそのお話をしたいと思います。

妊娠するために一番大事なのは低温期

 

生理周期で妊娠するために一番大切な期間というものがあります。

それは実は低温期(卵胞期)という時期です。

 

なぜ低温期が一番大切かというと、低温期に卵胞が育っていきます。もっと言うと、低温期の時にしか卵胞は育ちません。

 

この低温期の時に卵子の成長、質が決まっていきます。

 

卵子の成長を支える顆粒膜細胞

 

顆粒膜細胞とは卵子を取り巻くようにできているもので、ここにFSHとレセプターと呼ばれる、脳から出るFSHというホルモンの受け取り側がいます。

顆粒膜細胞ではこのFSHを受け取ると、エストロゲンを作り出していきます。

 

エストロゲンは卵子の栄養になって、卵子の成長を助けていきます。

卵子の質や子宮内膜の厚さをよくしていくためには、このエストロゲンの量が大切になってきます。

顆粒膜細胞の働き

 

 

 

 

 

FSHレセプターができるのは低温期の時のみ

 

FSHレセプターを詳しく見ていくと、実は低温の時にレセプターが出来た卵胞のみがその周期に成長していきます。

 

借り物競争ではないですが、ある程度まで成長した卵子は、FSHレセプターを作れるようになります。

そのFSHレセプターをもった卵胞が低温期にでるFSHの刺激でエストロゲンをだし成長していくのです。

 

エストロゲンはFSHの刺激を感じた時に出すものなので、低温期の時にたくさんFSHレセプターをたくさん持っている方が、FSHが少ない量でも反応でき卵子の成長もよくなり、質もよくなります。

 

LHレセプターも低温期に作られる

低温期にはFSHレセプターが作られるのですが、実はLHのレセプターも低温期に作られているのです。

LHとは排卵するときにおこるLHサージや高温期に入った時にですプロゲステロンの分泌に関わっているものです。

 

つまりどういうことかというと低温期にLHレセプターがしっかりと増えると排卵しやすくなり、妊娠継続にかかわるプロゲステロンもしっかり出るようになるのです。

 

低温期が大切な理由

ここでまとめると、低温期の時に卵胞を育て、内膜を厚くするのにかかわるFSHレセプターが増え、また高温期に妊娠継続にかかわるLHレセプターも増えるのです。

なぜ低温期が大切だと私が考えているかというと、卵子を育てるという意味でも、妊娠継続という意味でも低温期が大きくかかわっているからなのです。

 

ここでしっかりとレセプターを増やすことができるように気を付けることが大切です。

 

年齢とともに下がってくるFSHレセプター

このFSHのレセプターというですが、年齢とともに下がってきてしまいます。

そうなるとどうなるかというと、しっかりと命令が顆粒膜細胞まで届かず、エストロゲンがうまく作られなくなります。

 

そうすると脳はうまくエストロゲンがつくられていないので、卵巣にもっと頑張れとFSHをどんどん出していきます。

このことでFSHはどんどん上がっていってしまうのです。

こうなるとうまく卵子が育たなかったり、子宮内膜が厚くならなかったりします。

 

この現象は年齢が上がるごとに出やすくなります。

つまりは年齢が上がるとFSHレセプターの数が減りFSHに対する反応が悪くなるのです。

 

レセプターにかかわる糖鎖の働き

 

レセプターが大事で、年齢とともに減っていってしまうということは分かっていただけたでしょうか。

では、どのように増やしていけばいいのかというとそれは糖鎖が関わってきます。

 

糖鎖とはその名の通り、糖質が鎖のようにつながったものです。

間違ってほしくないのは甘いものを食べたら糖質が取れるからいいと思ってもらったら困ります。

糖質と言っても様々な種類があります。

代表的なのはねばねばした食品に糖鎖は多く入っています。

山芋やオクラ、納豆などです。

 

この糖鎖はレセプターに関わっており、レセプターを作る材料として必要になります。

 

以前にもお話をしましたが、今の食べ物は昔に比べ栄養価が下がってきており、またスーパーに並んだり、外食などで出されて理うものは洗浄や加工の時に多くの栄養が抜けてしまうので現代の私たちはこの糖鎖というものを積極的に取る必要があるのです。

 

糖鎖が一番含まれているものは実は「タンポポ」

積極的に取った方がよいと言っている糖鎖ですが、実はタンポポには多くの糖鎖が含まれていると言われています。

 

当店の顧問でもいらっしゃり、週に1会はカウンセリンで来ていただいている卲輝先生はこのタンポポ研究をされてきておられる先生です。

 

卲輝先生の話を伺うと、妊娠するためは糖鎖というものがとても大切になってくる。

卵子の成長にかかわるレセプターはもちろん、受精、着床などでもかかわる大切なのだということです。

タンポポの糖鎖の働きは多岐にわたり、抗ウィルス作用や利尿作用、肝臓や腎臓を強くして解毒の力を上げます。

他にも糖尿やアレルギー、目のトラブルなどにも良いと言われています。

 

多くの働きがあるだけに糖鎖を積極的に取るというのは、現代人にとって重要な課題だと言えるのです。

 

代謝を上げるファスティング(絶食)

 

また、FSHやLHのレセプターを作る働きを上げるうえで大切なのは代謝を上げることです。

代謝というと運動して汗をかいたらいいというイメージがあるかもしれませんが、実はそうではなく、体の中のいらないものを処分したり、必要なものを作ったりすることも代謝なのです。

 

この働きは食事をするとかなり下がります。それは食事で食べたものに対して消化酵素が働き消化をして、また栄養を吸収していきます。

この時食べたものは大きな塊を食べますが、吸収するには分子レベルまで分化しないと吸収できないのでものすごいエネルギーが必要なのです。

 

なので食事をした後は、ほとんどが消化に回り代謝に回るエネルギーが減ります。

 

このことから食事に回すエネルギーを代謝の方に回せるようにした方がよいです。

 

しかし、代謝をするのにもエネルギーが必要です。

エネルギーを補充しながらしかし代謝は上げるという理想的な方法も当店ではご用意しております。

 

理由によりブログでは書けませんが、ご来店いただいた方にはお教えしております。

 

妊娠しやすい低温期の過ごし方

 

以上のことから妊娠しやすい低温期の過ごし方を考えていきたいと思います。

・糖鎖を積極的に取る

糖鎖はレセプターの材料や受精、着床などの妊娠の大切なイベントで大事な働きをします。

 

・ストレスをためない

FSHやLHの出る脳の部分はストレスにとても弱いところなので、ストレスをためないようにしましょう。

 

・体を温める

ホルモンを運ぶのは血液なので血流を良くした方がいいです。体を温めると血流がよくなるので体を温めましょう。

 

・食事を減らし代謝を上げる。

消化酵素に使うエネルギーを代謝に回し、より良い卵子の成長を助けましょう。

特に排卵前あたりが大切。

 

このようなことが大切です。

 

このほかにもそれぞれの体質に合った対応が必要です。

妊活カウンセラーにご相談ください。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お電話かメールにてお問い合わせくださいませ

 

 

 

卵子の老化をひも解く

皆様、こんにちは。

 

萬育堂薬房店長橋本 実沙樹です(^^)/。

 

今日は簡単健康酵素料理セミナーを行いました。

 

今回のテーマは女性ホルモンアップメニュー。

素材に女性ホルモンを上げる、キャベツやサツマイモなどを使いました。

またホルモンは腸にプールされますので、腸内環境を整えて働きや動きを良くすることが大切です。

そのために必要なのが食物繊維。

 

食物繊維を多く含む、大麦やジャガイモ、玉ねぎなどを使っていきました。

 

ビタミンが豊富なかぼちゃやナッツでつくったサラダも食感も楽しくて美味しかったですよ。

 

野菜スープは具だくさんでこの中に酵素が入っておりうまみがより出てきて絶品でした\(^o^)/

 

デザートは寒天にきな粉と酵素で作った蜜をかけました。

美味しくてヘルシーなデザートでよかったです。

 

女性ホルモンを上げて、腸内環境を良くすることで美肌にも効果があります。

 

レシピもありますので気になる方は、お問い合わせください。

 

酵素料理セミナーは毎月行っていますので、是非ご参加もお待ちしております。

CIMG3100

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今日の本題です。

去年ぐらいから、卵子の老化という言葉がいわれるようになりました。

 

卵子老化というのはどういうことか今日はブログに乗せていきたいと思います。

 

卵子の老化という言葉がなぜ出てくるのかというのには、女性の卵子の仕組みが関わっています。

卵子は生まれる前から持っている

卵子は女性の生まれる前、つまりお母さんのおなかの中にいる時から作られています。

 

生まれる前に作られた卵子は初経があるまでに良いものだけが選択されて行くため数を減らしてきます。

この数の変異は、胎児期6か月が最多の700万個、出生時には200万個まで減り、思春期には20から40万個になります。

 

生理が始まってからは一個づつ排卵していきますが、実際は同時に1000個近くの卵子が成長していき、そのうちの一個が排卵されるため、999個は使われることなく消えていきます。

 

卵子は新しく作られない

 

精子は常に新しく作られていますが、対照的に女性は一度作られた卵子意外に新しく作られることはありません。

 

つまり、生まれる前から持っている卵子を一生かけて少しづつ排卵していくということなのです。

 

ここがまず、卵子の老化を考えるうえで大事なポイントになります。

 

卵子の老化とは

卵子は新しく作られず、同じ卵子を持っているので、体の年齢を重ねるのと一緒に卵子も一緒に年を取っていきます。

 

このことが卵子の老化ということなのです。

 

具体的に掘り下げていきたいと思います。

卵子の中でも細胞の働きを助けるたんぱく質や酵素、ミトコンドリアのような細胞の大きな器官が存在しています。

 

これらが働くことにより、卵子の働きを助けたり、成長していったり、受精して受精卵になり、胎児になるというこの生命活動の中で最もダイナミックで神秘的な動きを助けます。

 

卵子の老化が進むとこの細胞の中のたんぱく質や、酵素、ミトコンドリアなどが古くなっていってしまうことで、卵子自体の力が弱くなってしまうのです。

 

現代の生活が卵子の老化を早めている

卵子の働きの老化は実際は細胞内が古くなって起こっているのが大きな原因です。

 

ですが、本来細胞の働きとして古いものは怖し、新しいものを作っていくという働きがあります。この働きをオートファージと言います。

 

このオートファージは飢餓状態のとき、つまりお腹が減っているときに働くということが分かっています。

 

ですが、現代の生活では、朝昼晩と食事をして、さらに間食をすることにより、常に何か食べているという状態になっています。

 

このことにより、オートファージの働きが弱くなり細胞内のたんぱく質や酵素、ミトコンドリアなどが古いままで存在しるという状況を作ってしまっているのです。

 

さらにこのことはもっと悪い状況を作っていきます。

 

活性酸素をどんどん作り出していく古いミトコンドリア

 

ミトコンドリアというのは酸素を使い、大量のエネルギーを作ってくれるもので、生命活動をしていくうえで欠かせない非常に重要な器官です。

 

しかし、ミトコンドリアの問題は活性酸素を作り出してしまうということです。

 

進化の過程でミトコンドリアを取り込んだ細胞が爆発的な進化を遂げ、様々な生命の形になっていくのを助けたということも言われていますが、逆に活性酸素を作り出し、老化というものを作ってしまう結果となっていました。

 

さらに、現代は大きな問題を作り出しました。

飢餓状態がなくなり、常に満たされた状態になると、ミトコンドリアが古くなってしまいます。

この古くなったミトコンドリアはエネルギーはあまり作れない上に、活性酸素ばかり出してしまうということが分かってきました。

 

遺伝子を傷つける活性酸素

活性酸素の大きな問題は、遺伝子を傷つけその働きを奪ってしまうということです。

 

遺伝子はほぼすべての細胞の中にある、設計図と言われ、顔や体格が違うように、人それぞれで遺伝子情報は違います。

 

不思議なことにこの遺伝子情報の暗号の形は他の虫や動物、植物などとも同じものが人間にもつかわれています。

もちろん情報量や、組み方は全く違いますが、ただ遺伝子が傷つき働きが変わってしまうと大きな変化が出てしまうということを理解してください。

 

遺伝子異常や染色体異常が年齢を重ねると多くなる理由は活性酸素

 

実際に不妊治療の現場でも年齢を重ねるごとに、着床障害や染色体異常、流産のリスクや胎盤形成などのトラブルが起きやすくなります。

 

これは活性酸素によって遺伝子が傷つけられ、本来あるべきはずの酵素が足りなくて染色体もきれいに分かれるはずが分かれれうことができなくなったりすることが起こってくると考えられるのです。

 

活性酸素を作る炎症反応

 

活性酸素を作り出すのは、ミトコンドリアだけではありません。

実は免疫反応でも使われているのです。

 

特に炎症という時には大量の活性酸素が使われます。

炎症とはウィルスや弱った細胞の数が増えてくると一つ一つに対応することができず、その辺り一帯を活性酸素を使って破壊して今うという荒っぽいやり方で全体の利益を取るというものです。

 

もともとこのような細胞は一つ一つ処理していくのですが、次のことが起こると免疫が追いつかなくなります。

・体温が下がる

・ストレスなどで血管が細くなり免疫がたどりつかなくなったり、免疫自体の力が弱くなる

・食事のとりすぎで免疫が追いつかないほどの古い細胞が増えてくる

・運動不足で血流が悪くなる

・ビタミン不足で免疫の力が落ちる(免疫が働くには普通の細胞の30倍のビタミンCが必要)

以上のようなことがあると免疫力が下がり炎症が起こりやすくなります。

 

炎症が起こるとさらに基礎体温が安定しなくなったり、プロラクチンの値が上がりやすくなって、良い卵が育つのを妨げます。

 

卵子の老化を防ぎ、妊娠しやすい体作りをするには

 

これらのことから卵子の老化を防ぎ、妊娠しやすい体を作るには次のことに気を付けることが大切になります。

 

・食べ過ぎない

・ちゃんとした睡眠をとりホルモンと免疫力を上げる

・適度な運動をする

・ビタミンをしっかりと取る

・体を温める

 

このようなことが大切になります。

 

ですが実際にやろうと思っても仕事や家庭に入ると自由が利かずできないという方も多いと思います。

 

私たち子宝カウンセラーは多くの働くご夫婦に妊娠をして頂くためにサポートをしています。

新しいミトコンドリアを増やし、卵子の質を上げるものや、体を温め冷えを改善する方法など普段の生活では出来ない「後押し」の手段をご用意しています。

 

一人で悩んだり、諦めたりしないでください。

体作りの大切さに気づいていただき、一人でも多くの方に妊娠、出産という喜びを感じていただきたいです。

 

ご相談はいつでも承っておりますので、一度お電話やメールをお待ちしております。

 

萬育堂薬房店長

鍼灸師

橋本 実沙樹

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お電話かメールにてお問い合わせをお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

妊娠しやすい体作りで知っててほしい夫婦生活の大切さ

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

さて今日も妊娠しやすい体作りについて話していきたいともいます。

 

妊娠で大切なポイントは伝統健康法的な面と東洋医学的な面でお話をしていきました。

http://www.banikudo.com/?p=736

http://www.banikudo.com/?p=739

上のブログも参考にしてください。

 

さて今日は不妊治療を行っている方の中で間違いや認識のずれを起こしやすい話題です。

 

間違ってほしくない夫婦生活のとらえ方

当然のことですが、本来夫婦生活なしでは妊娠することは不可能です。

しかし現在では高度不妊治療により夫婦生活なしでも子供を作ることができるようになりました。

体外受精や顕微授精などはその代表的な例です。

 

最初にも述べたように高度不妊治療ができる前まではまず夫婦生活なしでは子供を作ることができませんでした。

この夫婦生活は妊娠するうえではとても大切で、ただ受精して終わりということではなくまさにダイナミックな変動がある中で受精、着床ということを助けているということが分かっています。

 

ただタイミングで可能性を増やすというだけではなく、子宮やホルモンまでも変えていく力があるということをぜひ知っていてほしいです。

 

また夫婦生活は妊娠しやすくなるだけでなく夫婦の関係や仲の良さにも関わってきます。

一生添い遂げるご夫婦であるので仲良く過ごすことに越したことはありません。

今後の夫婦の仲が良くあるためにも大事であるということもまた一緒に説明していきたいと思います。

 

スキンシップの大切さ

 

夫婦や恋人も3年がターニングポイントと言います。

これはホルモンが大きく関わっていると言われています。

それは「オキシトシン」と言われるホルモンで、いわゆる愛情ホルモンです。

 

このオキシトシンは3年は自然に分泌されますが、それを超えると分泌が衰えてきて自然には出なくなります。

 

しかし、大学などの研究ではオキシトシンは自然な分泌以外にスキンシップによっても分泌が高まるということを発見しました。

 

これは夫婦生活のような形でなくても社交ダンスのような形でも出てきます。

極端に言えば手をつなぐだけでも出てくる考えられます。

 

子宮を動かすオキシトシン

 

妊娠とことオキシトシンは深い関係があります。

オキシトシンは臨床などでは子宮収縮薬や陣痛促進剤として使われます。

 

つまり子宮を動かす力があるのです。

 

この子宮を動かすということが非常に重要です。

 

子宮が動くことにより、ここが不思議なのですが、精子を排卵した卵管の方へ移動しやすいように運んで行ってくれる働きがあるというのです。

 

また動くことにより子宮がマッサージされ血流もよくなります。

 

35歳を過ぎると固くなる子宮

 

子宮がマッサージされると話しましたが、実は35歳を過ぎて妊娠経験がないと子宮は次第に固くなってくると言われます。

これは、子宮と言っても筋肉の塊です。

 

たとえば、ずっと歩かずに座りっぱなしでいたら、足の関節は固まり動かなくなるでしょう。

 

これと同じで子宮も使われないと固まっていき、先ほど話した精子を運んでくれる働きも鈍くなるでしょうし、何よりも流産や早産の危険が高まります。

 

子宮が固くなるということは妊娠するうえでも、またお腹で子供を育てるうえでも弊害が生じるということを知っておいてください。

 

ダイナミックなオキシトシンの変化があるオーガニズム

 

愛情ホルモンのオキシトシンですが、もっとも放出されるときがあります。

それは夫婦生活の中で女性がオーガニズムに達した時に大量に放出されると言われます。

これは海外の研究チームが研究したものです。

 

このことは、つまり子宮を大きく収縮させ動かすということと精子を運ぶ力や妊娠しやすい子宮を作っていくうえで大切になります。

 

また愛情ホルモンでもあるオキシトシンが大量に放出されるので夫婦の仲も良くなっていくということにつながっていきます。

 

このことから、夫婦生活の質を上げ、スキンシップをしっかり取りながら、前戯を楽しむということも大切な妊娠しやすい体作りの一環です。

 

男性でも大切な夫婦生活

 

女性ばかりの話題を書いてきましたが、実は男性でも夫婦生活は大切になってきます。

オキシトシンが出るという点では同じですが、男性では精子の質に関係が出てきます。

 

男性では禁欲期間というのが実はとてもよくないということを知っていたでしょうか。

男性の禁欲期間は3日以上は必要ない

男性の睾丸にはだいたい3日でいっぱいになるほどの精子が作られていきます。

女性と違い常に新しいものが作られている男性は、禁欲期間が長すぎると一杯になった精子が老廃物に変わり弱っていきます。

 

つまり3日目以降の精子は動きの悪い古いものが混じってきているということです。

 

これは新しいものが入ってきたら、古いものから処分されるのではなく、新しいものを一緒になって消えていきます。

古いものもずっと処分されないまま溜まっていくと、新しくできた精子の働きも落としてしまいます。

 

3日に一回はリニューアルするために夫婦生活をとったり、自分で出すようにした方が新しい精子が常に使われるようになります。

 

このように男性でも夫婦生活を取ることは妊娠をしやすくするうえで大切になります。

 

仲良し度と妊娠しやすさの関係

仲良し度とは英ウェメンズクリニックで泊りがけで勉強させていただいた時に、病院の先生から教えていただいた言葉です。

 

仲良し度とはつまり、月に何回夫婦生活を持っていますかということを示す言葉です。

その話の中で月に4回以上夫婦生活を持っている、カップルは妊娠しやすいということが分かりました。

 

これはタイミングだけでなく、人工受精、体外受精、顕微授精もすべて合わせたものです。

 

ここで認識のずれを修正していきたいのですが、きっと病院で体外受精や顕微授精をする際には多胎の可能性ががあるので、夫婦生活はしないようにと言われている方もおられると思います。

 

しかし日本でも有名な英ウェメンズクリニックでは、夫婦生活は積極的に取るようにとされています。

こちらの方が妊娠しやすいことが分かっているからです。

英ウェメンズクリニックは母数がかなり多い、日本でもかなり有名な病院ですのでまず信頼できるものだと思います。

 

私の持論では夫婦生活をするなということは、夫婦の仲を裂くような本当にひどいことだと思います。

妊娠しにくいだけで夫婦生活が禁止されてしまっては、一生添え遂げることを約束した夫婦の前途を立つようなことにつながりかねません。

 

高度不妊治療を行っていても夫婦生活は取ってもらって構いません。

むしろ積極的に取っていき、妊娠しやすい体作りをご夫婦で進めていきましょう。

最後に夫婦こそが大切

不妊治療というととても重たい気持ちになります。

ですが隣には一緒に頑張ってくれるパートナーである、ご主人や奥様があってこそできるということを忘れないでください。

二人の間にできる子供を作ろうとしているのです。

 

愛情ある家庭を築きたいと誰もが思っていることと思います。

そのためにも喧嘩ばかりしている方も、ストレスがかかってしんどくなっている方もおられることでしょう。

 

不妊治療は支えあって行わないとうまくいきにくいです。

夫婦生活という中でお互いを感じあいもう一度この人の子供が欲しいという気持ちを湧き出させていく時間をもつことも大切ではないでしょうか。

 

最後に夫婦は一生死ぬまで一緒にいることでしょう。

二人が仲良くいることが何よりも大切なことです。

二人にとっても子供にとっても。

子供たちはご夫婦の方の上に載っています。

二人の心と身体の準備ができるのを待っています。

 

毎月1000人の方に「萬育堂健康通信」を読まれています!

毎週水曜日・第一火曜日の13時~・15時~・17時~相談受付中!

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

ツイッターID:@info96871733

お問い合わせはお電話かメールにてお待ちしております。