皆様、こんにちは。
萬育堂薬房店長の橋本です(^^)/
今日は柳田先生のカウンセリングでした。
今日は45歳のお客様が自然妊娠されたというご報告を頂きました。
45歳での妊娠率はかなり低い中非常にうれしいお知らせでした。
これからの流産予防が大切になりますので、柳田先生をはじめ私たちもしっかりとサポートしていきます\(^o^)/
さて今日はタイミング法で子宝をされている方にお勧めのタイミングの取り方をまとめていきたいと思います。
まずは、なぜタイミングの取り方をよく知る必要があるのかから説明していきたいと思います。
年齢を重ねるごとに排卵するタイミングがずれる
まず知ってい頂きたいことは、排卵日きっちりに排卵できるのは20歳代ぐらいまでです。
不妊などで悩まれている方の多くは、30歳代を超えておられる方が多いのでこの知識は重要です。
まずこちらのグラフはもっとも一般的な基礎体温表です。
何も問題なくいっている方のグラフはこのようになっています。
このグラフにもあるように、排卵日とは基礎体温表で高温期に入る前でガクッと下がっているところとなっています。
ですが、実際のところそこから3日ほどかけて高温期0.3℃以上の体温へ上がっていきますが、上がっているどこかで排卵してしまうケースがあります。
この傾向は年齢が上がるごとに多くなってくるようです。
精子の受精可能時間
次によく知って必要があるのが、受精可能な時間についてです。
精子が1週間近く生きているということで、それを基準に考えられている方ももしかしたらおられるかもしれませんが、実際の受精可能時間は射精後5~6時間後から36時間後までです。
射精してすぐからではなく、5~6時間後からというのはこの時間がたった後に受精能力を開放して、受精できるようになるからです。
そのあと36時間は受精能力を保持していますが、そのあとはただ生きているだけで、受精する能力はありません。
また注意することは、射精する前でも、禁欲期間が3日以上の方は精子自体が老廃物に変わってきているので、すべてに受精能力が備わった状態にありません。
量が少ないからと言って、禁欲期間を長くすると、精子の質自体が悪くなるので気を付けてください。
卵子の受精可能時間
卵子の受精可能時間は排卵後6~8時間と言われています。
残りの時間はただ生きているだけで、受精能力はなくなっています。
また女性の場合は生まれてからずっと同じ卵子を蓄えていますので、年齢が大きく卵子の質に関わってきます。
受精のしやすさ、着床のしやすさなどは年齢とともに下がってくると考えて下さい。
これらのことから受精するために、精子の受精可能時間と卵子の受精可能時間がかぶる必要があるのです。
しかもここで排卵のタイミングがずれることがあるということは、どれほどタイミングを計っても一回のタイミングで受精することの難しさが分かるかと思います。
仲良し度という考え方
仲良し度という言葉は、以前神戸・三宮にある『英ウィメンズクリニック様』へ研修へ行った時に、現在院長をされている苔口先生から教えていただいたことです。
月に4回以上の夫婦生活を取っている方は妊娠をしやすいということです。
これはタイミングにかかわらず、体外受精なども含めての結果のようです。
考えられる要因として、受精卵と言えども女性の体にとっては異物です。
子宮にはこれを受け入れる能力があるのですが、夫婦生活を多くとることにより、この能力が上がるのではないかということでした。
またホルモンのバランスもよくなり、子宮も動くので血流もよくなっていきます。
色々な要因が重なりこのような結果となっているようです。
タイミングを取ってはいけない生理期間中
知っている方も多いとは思いますが、タイミングを生理期間中には取らないようにしてください。
仲良し度が大切だと言いましたが、生理期間中に取ると、子宮口が開いているため、雑菌が入り不妊の原因となる可能性があります。
子宝のことを考えるならば生理期間の一週間ほどはタイミングを取ることを避けましょう。
排卵予定日をあらかじめ知っておこう
タイミングの取り方で大切なのは、排卵チェック行ってタイミングを取っておられる方もおられると思いますが、あのチェックするのはホルモンの動きをみるだけですので、排卵したかを見るものではありません。
薬を使って人工的に排卵させる場合でも、排卵を誘発させる薬を入れてから、すぐに排卵するわけではなく36時間以内のどこかで排卵するとか、遅い方では2日ほど遅れる方もおられます。
だいたいの自分の排卵するであろう時期を知っておくことが大事です。
基礎体温表を見ていると、生理周期がどれくらいかわかると思います。
黄体機能不全などの問題がない限り、大体高温期が10日から14日と決まっています。
低温期の時間は人によってまちまちなので、自分の高温期のいつもの時間から逆算して排卵日の大体のタイミングを計算しましょう。
排卵チェックは奥様にとってもご主人にとってもストレスになるケースもあります。
夫婦生活自体が嫌にならないように注意して行ってください。
3―5―3という考え方
さてここまででなぜタイミングをよく考える必要があるのかや基本的な知識について説明をしてきましたが、実際にどのようにするのがいいのかお勧めの方法をご紹介いたします。
当店では3-5-3というタイミングの取り方と説明しています。
この数字の意味はまず、排卵日の大体の予測をします。その排卵日を中心に5日間の期間を取ります。
その後その5日間の前後に3日間の期間を取ります。
合計11日間の間でしっかりとタイミングを取っていきましょうというものです。
図も載せていますので参考にしてください。
タイミングの取り方
3-5-3の考え方でのタイミングの取り方は、最初の3日間に1回、次の5日間のかで2、3回、最後の3日間で1回とるようにしてください。
参考に8日目から11日目に1回、12日目から16日目に2か3回、17日目から19日目に1回取るようにしましょう。
28日周期より長い方は低温期の長さが長くなっているだけで、高温期は変わらないので、最初の8日目に28日からのびた分を足してください。
分かりにくい方は一度ご相談ください。
タイミングの取り方の意味
まず最初の3日間は、最初に話しましたが精子が老廃物に変わっていきます。
生理中にはタイミングが取れないので、精子が古くなってきていることが考えられます。
その古くなった精子をリフレッシュするためにタイミングを行います。
排卵日前後のタイミングが一番大切ですので最初から新鮮な精子で挑戦できるようにしていくようにしましょう。
次の5日間はここで受精の挑戦ということになります。
受精をする意味ではここが一番大切です。
ここの5日間のうちには最低2回とるようにしましょう。
受精卵の生殖可能期間と、精子の生殖可能期間を考えると、3回取るとより良いかと思います。
卵胞チェックしていても、排卵チェックしていてもタイミングがずれることはあります。
一回だけのタイミングでは難しいということは分かっていただけたと思いますが、気を付けていきましょう。
最後の3日目の意味は、体外受精の方法でシート法というものがありますが、そこからきています。
シート法は二段階移植という方法で多胎の可能性があったので、それを防ぐために、卵子を培養していた培養液を子宮に先に戻してそのあとに受精卵を戻す方法です。
しかし、実際には何もないただの液体を入れても妊娠率は上がるという報告があります。
つまり、子宮に刺激をいれることが大切ということです。
排卵した卵子が受精して、分割していきますが、受精後5日か6日目ぐらいに子宮に着床します。
なのでその間までに一度タイミングを取ると着床しやすくなります。
タイミングも様々気を付けることがあるので参考にしてください。
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萬育堂薬房店長
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橋本 実沙樹
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