皆さんこんにちは!鍼灸師、子宝カウンセラーの橋本です。
最近感じているあらゆる不調はありますか・・・?
それって実は『鉄分不足』が原因かもしれません!
女性の約1割が貧血に悩んでいると言われ、特に若い女性に多いことが知られています。
貧血は、月経のある女性に多い病気で、日本人女性の65%が貧血ぎみだそうです。
「疲れがとれない」「体がだるい」「顔色が悪い」などの不調が起こると貧血を疑いますが、それで病院に行く人は少ないようです。
ですが、貧血から派生する症状は多岐にわたり、疲れやすさはもちろん、美容や子宝、ダイエットまで影響あるのです。
貧血の中にも種類は幾つかありますが、最も多い鉄欠乏性貧血です。
今回は鉄欠乏貧血についてまとめていきます。
◆鉄欠乏性貧血とは、どんな状態?
貧血は、「血が貧しい」と書きますが、血液の量そのものが少ないのではありません。
血液の中に含まれる赤血球の主要な構成物質であるヘモグロビン(血色素)の量が正常値よりも少なくなっている状態です。
ヘモグロビンは、血流にのって体のすみずみに酸素を運ぶ大切な役割を持っています。
これが減少すると血液の酸素運搬機能が低下し、からだ中の筋肉や臓器が酸欠状態に陥っているのが貧血です。
◆酸欠状態になるとどんな症状になるの?
一般的に、めまい、立ちくらみ、だるさ、息切れ、動悸を強く感じるといった症状です。
ひどい貧血が長く続いた場合には、以下の症状があります。
◆爪がスプーンのように反り返ってくりことあります。
◆舌の表面にある味蕾(みらい)がなくなってつるつるになり、ものを食べるとしみる。
◆口角炎ができる。食道の粘膜が委縮して、ものが呑み込みにくるなる。
◆枝毛が増えたり、髪が抜けやすくなる
◆酸欠の人は、痩せられない!?
体内には、リパーゼという脂肪燃焼酵素があります。
このリパーゼは、体内に溜まっている体脂肪を分解して血液中に送りこみ、さらに分解した脂肪をきちんと燃焼しきる働きをしてくれます。
酸欠の人は、体内の酵素が足りていないため、リパーゼが活発に働いてくれません。
そのため脂肪を分解することができなくなり、さらに燃焼することもできず、燃え残った脂肪は再び脂肪の塊へと戻ってしまいます。
◆貧血の原因① 出血
痔、胃や腸の潰瘍や癌、寄生虫による腸管の傷、女性の子宮筋腫などによって少量の出血が長期に渡って続いている場合に、鉄が欠乏します。
体内の鉄は、赤血球が壊れても再利用されますが、胃腸が吸収できる鉄分は1日わずか1mgにすぎません。
ところが10mlの出血があると5mgの鉄が失われてしまっています。
したがって、少量でも慢性的な出血があると、貧血が起こってきます。
◆貧血の原因② 月経、妊娠、分娩、授乳
月経や分娩では体外への出血によって、妊娠中は胎児に鉄分をとられるため、鉄分の不足が起こりやすのです。
また、母乳にも鉄分がふくまれているため、授乳でも鉄分のふそくが起こりがちです。
女性に多いのは、このことが考えられます。
◆貧血の原因③ 食品中の鉄分の不足
鉄分は、肉類、レバーなどの食品に多く含まれていて、これらを食べていないと鉄不足なります。
ダイエットなどで生野菜中心にした食事を続けていると鉄不足なります。
◆貧血の原因④ 胃腸の吸収不足
胃や腸の粘膜に異常があると、鉄分の吸収がうまくいかず、鉄不足にあります。
胃炎、胃下垂などの病気がある人や胃腸を切る手術を受けた人は、鉄分の吸収がさまたげられこともあります。
★★★バランスのとれた食生活がなによりも大切!★★★
症状や原因を探っていきましたが、次に対策を考えていきたいと思います。
貧血だけでなく、病気の予防の基本は、食事です。無理なダイエットや朝抜きの生活、インスタント食品などに偏った食事は、もってのほかです。
5つのポイントをまとめましたので、日ごろの生活と照らし合わせてみて下さい。
ポイント① 鉄を摂る
食品に含まれる鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。
肉や魚に含まれるのは、ヘム鉄です。
海藻や野菜、大豆などの植物性食品に含まれるのが非ヘム鉄です。
十二指腸での吸収率は、ヘム鉄の方が非ヘム鉄より数倍高いと言われています。
ヘム鉄の食品を摂る方が効率がいいですが、非ヘム鉄もビタミンCと摂れば吸収がよくなります。
ポイント② たんぱく質を摂る
たんぱく質は、赤血球の中のヘモグロビンの材料となる栄養素ですので、鉄と同様に大切です。
肉や魚のたんぱく質は、非ヘム鉄の吸収を高めます。
特に必須アミノ酸のバランスのよいたんぱく質である卵や肉は欠かさないようにしましょう。
肉などは、脂質も多く、また調理法などで油がプラスされています。油を抑えるには蒸す、ゆでるなどの調理方法がおすすめです!
実は、これまで貧血=鉄不足と考えられてきましたが、たんぱく質不足による「非鉄欠乏症貧血」が増えてきています。
原因の一つが、米主体から小麦主体への食生活の変化です。米飯では必須アミノ酸が揃うのですが、麺類やパンなどの小麦では、必須アミノ酸が2種類少ないためです。
良質なたんぱく質を摂りましょう!
ポイント③ いろいろな食品をバランスよく食べる
ビタミンB2、B6、B12、葉酸、ビタミンCなども造血や鉄の吸収に欠かせません。
これれらを十分にとるには、偏食せずに3食きちんと食べることが大切です。
ポイント④ 鉄入りの補助食品を活用する
食事で鉄を摂ることが基本ですが、サプリメントなどで補うこともおすすめです!
当店では、朝鮮人参+棗+阿膠が入ったサプリメント「棗参宝(そうじんほう)」をおすすめしています。
生薬成分が含まれていますが、なぜが味が美味しいと評判のサプリメントです。お子様にもご利用いただけます。
鉄不足により、氷を食する氷食症の方もご利用いただき、1か月ほどで改善が見られました。
なつめは、薬膳料理や果樹酒によく使われています。
なつめの果実を蒸してから乾燥させたものを漢方では大棗(たいそう)と呼び、氣や血の流れを良くし、体を温めます。
なつめ(棗)には、糖質、タンパク質、ビタミンA、B2、C、カルシウム、リン、鉄、マグネシウム、カリウム等と豊富な栄養素があります。
中国と日本の女性とでは、日本女性の方が貧血が多いといわれいます。その違いは、中国では、月経あとになつめを食する習慣があるからです。
また、棗(なつめ)と阿膠(あきょう)の組み合わせは中国で昔から「女性の宝」と言われ、鉄が大量に含まれ、かつ天然成分のため吸収しやすく、血の巡りをよくし、体を温め、体力をつけるなど、女性に重要な役割をはたしてきています。
ポイント⑤ 胃腸を整える
消化・吸収をする胃腸が低下していると、食事や補助食品で栄養素を取り込んでも無駄になってしまいます。
食物繊維を含む物をしっかりと摂り腸内環境をよくしましょう。
ただし、食物繊維は、消化しにくいためよく噛むことも大切です。
胃腸が弱っている原因として、暴飲暴食や肉などの欧米化による食生活です。
欧米人と違い日本人の腸は長く、肉などの消化には適していないといいます。
昔ながらの日本食が一番、日本人の腸内環境にもよく、是非、この機会に見直しを考えてみてください。
お店では、胃腸を休め腸を整える酵素ドリンクによるアドバイスも行っています。
鉄分が不足すると、妊娠を維持させる黄体ホルモンの分泌の低下にもつながります。
是非、一度、ご相談ください。
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