皆様、こんにちは。
ひよこ店長こと、島原です。
先週は柳田先生を招いての子宝相談会を行っていきました。
多くのお客様に来ていただき喜びの声を頂きました。
妊娠をしていくためには前向きに妊娠するという気持ちを持つことが大切です。
毎月来ていただいていますが、とても勉強になります。
さて今日は低温期の過ごし方が大切だということをいつもお話ししているのでそのお話をしたいと思います。
妊娠するために一番大事なのは低温期
生理周期で妊娠するために一番大切な期間というものがあります。
それは実は低温期(卵胞期)という時期です。
なぜ低温期が一番大切かというと、低温期に卵胞が育っていきます。もっと言うと、低温期の時にしか卵胞は育ちません。
この低温期の時に卵子の成長、質が決まっていきます。
卵子の成長を支える顆粒膜細胞
顆粒膜細胞とは卵子を取り巻くようにできているもので、ここにFSHとレセプターと呼ばれる、脳から出るFSHというホルモンの受け取り側がいます。
顆粒膜細胞ではこのFSHを受け取ると、エストロゲンを作り出していきます。
エストロゲンは卵子の栄養になって、卵子の成長を助けていきます。
卵子の質や子宮内膜の厚さをよくしていくためには、このエストロゲンの量が大切になってきます。

FSHレセプターができるのは低温期の時のみ
FSHレセプターを詳しく見ていくと、実は低温の時にレセプターが出来た卵胞のみがその周期に成長していきます。
借り物競争ではないですが、ある程度まで成長した卵子は、FSHレセプターを作れるようになります。
そのFSHレセプターをもった卵胞が低温期にでるFSHの刺激でエストロゲンをだし成長していくのです。
エストロゲンはFSHの刺激を感じた時に出すものなので、低温期の時にたくさんFSHレセプターをたくさん持っている方が、FSHが少ない量でも反応でき卵子の成長もよくなり、質もよくなります。
LHレセプターも低温期に作られる
低温期にはFSHレセプターが作られるのですが、実はLHのレセプターも低温期に作られているのです。
LHとは排卵するときにおこるLHサージや高温期に入った時にですプロゲステロンの分泌に関わっているものです。
つまりどういうことかというと低温期にLHレセプターがしっかりと増えると排卵しやすくなり、妊娠継続にかかわるプロゲステロンもしっかり出るようになるのです。
低温期が大切な理由
ここでまとめると、低温期の時に卵胞を育て、内膜を厚くするのにかかわるFSHレセプターが増え、また高温期に妊娠継続にかかわるLHレセプターも増えるのです。
なぜ低温期が大切だと私が考えているかというと、卵子を育てるという意味でも、妊娠継続という意味でも低温期が大きくかかわっているからなのです。
ここでしっかりとレセプターを増やすことができるように気を付けることが大切です。
年齢とともに下がってくるFSHレセプター
このFSHのレセプターというですが、年齢とともに下がってきてしまいます。
そうなるとどうなるかというと、しっかりと命令が顆粒膜細胞まで届かず、エストロゲンがうまく作られなくなります。
そうすると脳はうまくエストロゲンがつくられていないので、卵巣にもっと頑張れとFSHをどんどん出していきます。
このことでFSHはどんどん上がっていってしまうのです。
こうなるとうまく卵子が育たなかったり、子宮内膜が厚くならなかったりします。
この現象は年齢が上がるごとに出やすくなります。
つまりは年齢が上がるとFSHレセプターの数が減りFSHに対する反応が悪くなるのです。
レセプターにかかわる糖鎖の働き
レセプターが大事で、年齢とともに減っていってしまうということは分かっていただけたでしょうか。
では、どのように増やしていけばいいのかというとそれは糖鎖が関わってきます。
糖鎖とはその名の通り、糖質が鎖のようにつながったものです。
間違ってほしくないのは甘いものを食べたら糖質が取れるからいいと思ってもらったら困ります。
糖質と言っても様々な種類があります。
代表的なのはねばねばした食品に糖鎖は多く入っています。
山芋やオクラ、納豆などです。
この糖鎖はレセプターに関わっており、レセプターを作る材料として必要になります。
以前にもお話をしましたが、今の食べ物は昔に比べ栄養価が下がってきており、またスーパーに並んだり、外食などで出されて理うものは洗浄や加工の時に多くの栄養が抜けてしまうので現代の私たちはこの糖鎖というものを積極的に取る必要があるのです。
糖鎖が一番含まれているものは実は「タンポポ」
積極的に取った方がよいと言っている糖鎖ですが、実はタンポポには多くの糖鎖が含まれていると言われています。
当店の顧問でもいらっしゃり、週に1会はカウンセリンで来ていただいている卲輝先生はこのタンポポ研究をされてきておられる先生です。
卲輝先生の話を伺うと、妊娠するためは糖鎖というものがとても大切になってくる。
卵子の成長にかかわるレセプターはもちろん、受精、着床などでもかかわる大切なのだということです。
タンポポの糖鎖の働きは多岐にわたり、抗ウィルス作用や利尿作用、肝臓や腎臓を強くして解毒の力を上げます。
他にも糖尿やアレルギー、目のトラブルなどにも良いと言われています。
多くの働きがあるだけに糖鎖を積極的に取るというのは、現代人にとって重要な課題だと言えるのです。
代謝を上げるファスティング(絶食)
また、FSHやLHのレセプターを作る働きを上げるうえで大切なのは代謝を上げることです。
代謝というと運動して汗をかいたらいいというイメージがあるかもしれませんが、実はそうではなく、体の中のいらないものを処分したり、必要なものを作ったりすることも代謝なのです。
この働きは食事をするとかなり下がります。それは食事で食べたものに対して消化酵素が働き消化をして、また栄養を吸収していきます。
この時食べたものは大きな塊を食べますが、吸収するには分子レベルまで分化しないと吸収できないのでものすごいエネルギーが必要なのです。
なので食事をした後は、ほとんどが消化に回り代謝に回るエネルギーが減ります。
このことから食事に回すエネルギーを代謝の方に回せるようにした方がよいです。
しかし、代謝をするのにもエネルギーが必要です。
エネルギーを補充しながらしかし代謝は上げるという理想的な方法も当店ではご用意しております。
理由によりブログでは書けませんが、ご来店いただいた方にはお教えしております。
妊娠しやすい低温期の過ごし方
以上のことから妊娠しやすい低温期の過ごし方を考えていきたいと思います。
・糖鎖を積極的に取る
糖鎖はレセプターの材料や受精、着床などの妊娠の大切なイベントで大事な働きをします。
・ストレスをためない
FSHやLHの出る脳の部分はストレスにとても弱いところなので、ストレスをためないようにしましょう。
・体を温める
ホルモンを運ぶのは血液なので血流を良くした方がいいです。体を温めると血流がよくなるので体を温めましょう。
・食事を減らし代謝を上げる。
消化酵素に使うエネルギーを代謝に回し、より良い卵子の成長を助けましょう。
特に排卵前あたりが大切。
このようなことが大切です。
このほかにもそれぞれの体質に合った対応が必要です。
妊活カウンセラーにご相談ください。
萬育堂薬房店長
薬剤師
鍼灸師
島原順一
萬育堂薬房
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