― なぜ“火を使う吸い玉”は梅雨時期にぴったりなの? ―

こんにちは、ばんいく堂鍼灸院です。

今回でいよいよラスト、第3回!

梅雨の時期になると、なんとなく体が重い・だるい・やる気が出ない……そんなお悩みをよく聞きます。

実は、火を使う吸い玉は、この梅雨特有の不調にアプローチしやすい民間ケアなんです。


■ 東洋医学でいう「湿(しつ)」とは?

梅雨の時期、体調が不安定になる背景には、東洋医学でいう“湿気”=「湿邪(しつじゃ)」の影響があると考えられています。

「湿邪」は、体にたまると以下のような状態を引き起こしやすいとされます:

  • 体が重だるい
  • むくみやすい
  • 胃腸が弱る
  • 頭がぼーっとする
  • 皮膚がベタつく

まさに、梅雨あるあるですよね。


■ 火を使う吸い玉で、巡りと温かさをサポート

火を使った吸い玉は、ただ吸引するだけでなく「ほんのりとした温かさ」が特徴です。

この温かさが背中をじんわりと包み込み、体を内側から温めてくれるような感覚をもたらします。

◎「巡りが整う感じがする」

◎「深いところから温まった」

◎「終わったあと、頭や目がスッキリした」

そんな声をいただくこともあり、火のぬくもりが梅雨の重だるさと相性がいいと実感される方が多いです。


■ おすすめは「吸い玉+マッサージ」のセット

ばんいく堂鍼灸院では、火を使う吸い玉と組み合わせて、お灸や整体的な手技も取り入れています。

外からの刺激だけでなく、内側の流れを意識した“体の声に合わせた施術”を大切にしています。

「梅雨の体調管理を始めたい」

「クーラー冷えで不調が出やすい」

「温まりたいのにのぼせやすい」

そんな方には、火を使う吸い玉がやさしく寄り添えるかもしれません。


■ 最後に|自分のリズムを取り戻す時間に

現代の生活は、季節の変化や気候の影響を受けにくく見えて、実は体はとっても敏感です。

特に梅雨のように湿気が多く気圧も不安定な時期は、“自分のリズム”が乱れやすい季節。

そんなとき、ただ寝るだけでもなく、ただ動くでもなく、

「整える」時間として吸い玉を取り入れてみるのも、ひとつの選択肢です。


💡 完全予約制 https://yui.kanzashi.com/l/banikudo/kirei

📍 神戸三宮・ばんいく堂鍼灸院

🕊️ 背中から、めぐりをととのえるひとときを

妊娠中の異常のサイン ~出血 2~

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

本日は昨日の続きで妊娠中の出血についてまとめていきたいと思います。

 

昨日は危険性の高い出血についてまとめていきましたが、妊娠中の出血でも心配ないものもあります。

今日は心配の少ない出血についてまとめていきます。

心配のないもの

月経様出血

月経と勘違いするほど、よく似た少量の出血が数日起こることがあります。ホルモンによるものなので、自然におさまります。ただし、念のために病院に行っておきましょう。

おしるし

ごく少量で、粘り気のある茶褐色の出血がおりものに混じります。出産が近いことを知らせるサインです。

数日中に陣痛が起こります。

 

内診

一時的におりものに血が混じったようなピンクか茶褐色のものが出てきます。刺激によるもので、セックスのあとや疲れた時などにも見られることがあります。

膣炎

おりものが増え、少量の茶褐色やピンク色の血が混じることがあり、かゆみを伴うことがあります。細菌感染などにより膣部が炎症を起こしているので、受診して治療を行いましょう。

 

子宮頸管ポリープ・子宮膣部びらん

おりものに血が混じるか、少量で一時的な場合と、だらだらと続く場合とあります。

出血が続くようなら、出産までに治療が必要です。ポリープは簡単な手術で取ることができます。

 

排便時に患部が切れて、鮮血が見られ、強い痛みを伴う場合があります。妊娠中は起こりやすいので要注意です。痛みがあれば薬を処方してもらい、便秘の予防に努めましょう。

 

以上が出血でも問題が少ないものです。

出血にもさまざま種類がありますので、自分だけで判断せず、出血があった時点でかかりつけの医者や先生に相談しましょう。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

ツイッターID:@info96871733

お問い合わせはメールかお電話にてお待ちしております。

妊娠中の異常のサイン ~出血~

皆様、こんにちは。

 

ひよこ店長こと、島原です。

 

本日は妊娠中のトラブルでよくある出血についてまとめていきたいと思います。

 

出血は、危険を知らせるサインの一つですが、経過や赤ちゃんに影響のないものもあります。

たとえば、内診やセックスの後の少量の出血は、珍しいことではありません。

下着についた血を見つけた時はドキッとしますが、冷静に行動しましょう。

 

まずはどんな出血か、色や状態をチェックします。

お腹の痛みを感じる場合は危険度が高くなるのが分かりやすいですが、ほんの色づく程度のものでも心配なものがあります。

 

一人で悩まずに、医師に相談をしましょう。自己判断は禁物です。

 

また病院へ行く場合は近くでも車かタクシーを使いましょう。激痛を伴う場合は救急車を呼びます。

 

これから以下は出血の種類について分類しまとめていきたいと思います。

 

妊娠中の出血(参照:35歳からのはじめての妊娠・出産)

心配なもの

切迫流産・流産

茶褐色や薄ピンク色の出血が続くほか、突然に大量の出血が見られたりもする。下腹部痛を伴う。

12週くらいまでの流産は受精卵や胎児に原因があることが多く。妊娠の継続ができない場合がある。早めに受診を。

子宮外妊娠

妊娠のごく初期に少量の出血と下腹部痛を伴うことがある。

妊娠反応が陽性なのに、子宮内に胎嚢が確認できなことで診断がつく。ほうっておくと卵管破裂を招き、大量出血で死に至る場合がある。

早急に手術が必要になる。

 

切迫早産

出血が止まらない、量が増える、下腹部痛を伴う、鮮血で月経のようになるなどの時には緊急を要します。

絶対安静と子宮収縮抑制剤などの投与により妊娠を継続できる場合がある。子宮口が開き始めて、子宮の収縮が止められなければ早産となります。

 

前置胎盤

突然または持続的に鮮血の出血が見られる。少量だが、そのまま放置すると、量が増えたりします。

子宮口にかぶさるように胎盤があり、超音波検査で容易に判断される。最初の出血が見られたらすぐに病院へ行きましょう。

 

常位胎盤早期剥離

外への出血は少量か、ない場合がある。突然の激しい下腹部痛があり、ショック状態に陥ることがあります。

外に出る出血は多くないが、子宮内は大出血を起こしています。母子の命に関わるので、大至急病院へ行きましょう。

 

今回は出血でも危険性の高いものをまとめました。

明日はまた出血でも心配のないものを紹介していきたいと思います。

 

妊娠中のトラブルはしっかりと知識があると対応を間違えずに済みます。

何かあれば病院やよく知っている先生に相談しましょう。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

お電話かメールにてお問い合わせください。

 

妊娠中の異常なサイン~下腹部の張り~

皆様、こんにちは。

ひよこ店長こと、島原です。

 

さて、今日は妊娠中のトラブルについてお話をしていきたいと思います。

 

妊娠中のトラブルは突然起こることもありますが、多くの場合、何らかのサインを出しています。

中でも、お腹の張や痛み、出血などは妊婦さんが最初に気づくものです。

 

激しい痛みな流れるほどの出血ならば誰でも危険を感じて病院に行かれるでしょうが、問題は気のせいではないかと感じる程度のサインです。

 

どんな小さなサインもも逃さないことが大切です。

 

今日は下腹部の痛みや張りについてまとめていきます。

 

妊娠中はお腹の鈍い痛みや張りを頻繁に感じます。これらの多くは大きくなった子宮による圧迫などの生理的なもの。また、便秘やストレス、動き過ぎなどでも起こります。

しばらく横になることで収まるようなら、まず心配ありません。

 

注意しなければならないのは、安静にしていても収まらず、次第に強くなる場合や、少量でも出血を伴う時です。

 

速やかに医師に連絡して支持を仰ぎましょう。

 

心配な下腹部の痛みと張りをまとめていきます。

 

妊娠初期

子宮外妊娠

下腹部が痛む。卵管が破裂すると、お腹の中で大出血してショック状態に。すぐに受信して早急な処置が必要。

流産

ごく初期では下腹部痛はなく、出血のみのことが多いが、妊娠週数が進むと月経痛のような痛みがあり、出血が見られる。

妊娠後期

早産

妊娠週にもよるが、周期的な張りと痛みが見られる。子宮口が動き出すと合分娩に進むことになる。

常位胎盤早期剥離

お腹がカチカチに固くなり、突然の激痛があることがある。出血は少量のこともある。母子ともに命の危険があるので、大至急病院へ。

全般

羊水過多症

羊水量が多いことにより頻繁にお腹の張を感じる。圧迫感、吐き気などを伴うことがある。

子宮筋腫

子宮壁の筋組織がコブ状になった良性腫瘍。出血などはほとんどなく稀に痛みを感じる。

卵巣嚢腫(茎捻転)

卵巣にできた良性の腫瘍。嚢腫の茎部がねじれると立っていられないほど激痛が起こる。

便秘・下痢

長く続くと、張りや痛みが出たり、頭痛、吐き気が見られたりする。下痢便に腹痛が伴えば医師に薬をもらいましょう。

 

以上のことから、腹部の痛みや梁を感じたら次のことをチェックしましょう。

 

・一日のうちどんな時に多く感じるか、寝ていても感じるか。

・一日に何回起こるか。

・どこがどのように痛むか。鈍い痛みか、引っ張られるような感じか。

・痛みや張りは不規則に起こるか、一定の間隔で続いたりしないか。

・出血はしていないか。また、吐き気、頭痛、発熱などはないか。

 

妊娠は長い道のりですので、その中で様々なトラブルが考えられます。母子の命を守るためにも、ちゃんとした知識を付けておきましょう。

 

萬育堂薬房店長

薬剤師

鍼灸師

島原順一

 

萬育堂薬房

〒530-0046

大阪市北区菅原町10-11 ジーニス大阪105

電話:06-6311-5181

メール:info@banikudo.com

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