皆様、こんにちは。
ひよこ店長こと島原です。
さて今日は冷え性は悪いというお話をしていますが、具体的にどのようなことが悪いのか考えていきたいと思います。
冷え症のサインを確認しよう
冷え症の原因は様々ですが、基本的に血流と自律神経の乱れが原因となっています。
冷え症のサインがどのようなものがあるか上げていきます。
冷え症
・むくみやすい
・手足の先が冷たい
・手足がほてる
・疲れやすい
・唇のまわりが紫になる
・生理の時に塊がでる
・トイレが近い
・イライラしやすい
・舌のコケが白く密集している
・舌の端に歯形が残っている
3つ以上当てはまる人は冷え症対策をしていく必要がある方です。
体が冷えているサインを出しているか、冷えやすい体質になってきている証拠です。
冷え症になりやすい生活習慣
体が冷えやすい生活習慣は様々あります。
細かい部分まで紹介していきますので、普段の生活と照らし合わせてチェックしてみてください。
・冷たいものをよくとる(アイス、清涼飲料水、ビール等)
・普段はシャワーだけで湯船にはつからない
・南国系のフルーツを年中食べている
・甘いものが好きで、間食している
・食事はお米を先に食べてしまいおかずが残る
・高いヒールをよくはいている
・靴が外側から減ってきやすい
・夏場クーラーが効いた部屋で一日いることが多い
・日ごろ運動をしない
こちらも3つ以上当てはまることがあれば冷え症が進行していく可能性があります。
上のチェックリストでお風呂に入らないとか、冷たいものはよくとるというのは雑誌にもよく載っており実践している方はよく見かけます。
しかし、他の生活習慣は見落とされていることが多いのでなぜよくないのか説明を加えながらまとめていきます。
南国の果物は体を冷やす性質がある
まずは、果物ですが、ビタミンなどが豊富で美容にもいいということでフルーツを食べている方は多いのではないかと思います。
たとえばバナナは赤道直下のかなり暑い地域から輸入されてきますが、その食べ物が体を温める性質でしょうか?
暑い地域で食べるのものが体を温めてしまうとその地域の方はのぼせてしまいます。
実はバナナなどの南国フルーツは体を冷やす性質があるのです。
年中スーパーに並んでいるので意識が薄くなっているかもしれませんが、年中食べるべきものではありません。
他にも夏に食べるスイカやメロン、パイナップルなども体を冷やします。
夏に食べるのは悪くないので、年中とることはやめましょう。
冬は柑橘系のミカンや八朔、ほかにリンゴなどもおすすめです。
これからの春の季節はイチゴが旬になってきますのでお勧めです。
甘いものが体を冷やす
女性で見過ごしやすいのが甘いものです。
日本人の女性は甘いものが好きな方が多いですので、見過ごすというよりは甘いものの害をあまり考えないようにしているのではないかと思います。
さて、ではなぜ甘いものがいけないのかというと、すべては血糖値のコントロールにあります。
和菓子や洋菓子を問わず、砂糖が使われているもの、特に白砂糖は吸収がよく急激に血糖値が上がります。
この急激な血糖値の上昇で膵臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌されます。
このインスリンが交感神経を刺激してしまう働きがあるので、血流が悪くなり、冷えを引き起こしてしまうのです。
これは食事でもそうで、お米を先に食べておかずが残る人は、白米も吸収がすごくいいので血糖値が上がってしまいます。
甘いものを食べたことと一緒のことが起こりますので、要注意です。
食事の食べる順番や甘いものの間食を続けていくと、血糖値が高い時間帯が長くなってきます。
そうなるとAGE(最終糖化物質)というものができていきます。
このAGEがあると腎機能が下がり、体に水がたまっていくのでむくみやすくなります。
他にも活性酸素ができやすくなり、体の老化が進んでいきます。他にも血管がもろくなりシミができやすくなったり、進んでいくと命に係わる病気にもつながると言われています。
このように甘いものを食べ続けると、血流が悪くなり、水がたまりやすくなります。これらが冷えにつながるのです。
水がたまっている方の特徴として、舌がむくんで歯形がついたり、舌のコケが密集したりします。
食事をするときはお野菜から食べると血糖値の急な上昇が抑えられます。
食事で急な血糖値の上昇があるとインスリン分泌が盛んになり、その影響で血糖値が下がりすぎ逆に間食が食べたくなります。
この悪循環があるので、食事のとき食べる順番は気を付けましょう。
高いヒールや靴の減り方で起こる冷え症
高いヒールや靴の減り方で冷え症が起こる原因は、足首にあります。
足首は東洋医学では下半身の気血のめぐりに重要だということが言われています。
特に内くるぶしとアキレス腱の間の太谿というツボは腎臓の原穴といわれる場所です。
原穴というのその臓器の働きを支える原気というものがたまっている場所です。
つまりこの太谿がヒールや歩き方で詰まってくると、腎が弱くなり、水の代謝が悪くなったり、下半身の冷えにつながってきます。
解剖学的に考えるとこの太谿の場所には後脛骨動脈とういう動脈がすぐ近くを流れています。
この流れがヒールや歩き方によってつまり、流れなくなります。
この足首で血流が滞ると、その先や、前でも渋滞が起こり、血流が悪くなります。
これが下半身の冷えにつながるのです。
ヒールを長いことはいていたり、靴の減り方がおかしいと感じたいる方はお風呂上りに足首のマッサージをすることをお勧めします。
夏場にクーラーの中にいすぎると、秋冬に体調が悪くなる
夏場にクーラーがある部屋にいることは今や普通のことですが、これは自然の流れで考えれば不自然な状態です。
東洋医学では夏によく汗をかかないと、秋冬に体調が悪くなるといわれます。
現代ではクーラーの部屋にいることで、汗をまったくかかない方が増えており、汗腺も減ってきているといわれています。
今のことどもは親の世代の半分の汗腺しかないとも言われています。
このようなことが、熱中症の原因にもなっており、大きな社会問題にもなっています。
夏に汗をかかずにいると自律神経が乱れ、冬に体温調節ができないため、体調が崩れやすくなったり、不定愁訴が出やすくなります。
これは夏の過ごし方が悪いためにおこることです。
夏は暑いから大丈夫と思っていたらダメで、この時から冷え症対策は初めて行かなければなりません。
夏には無理しない程度で運動をして、特にお子様がいる方は熱中症に気を付けながら汗をかくことが大切です。
冷え症は万病の元
冷え症は様々な病気を引き起こします。
高脂血症、糖尿病等の生活習慣病はもちろんのこと、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの循環器の病気も引き起こしやすくなります。
女性ではシミやタルミなどの原因にもなり、血色が悪くなり化粧のノリも悪くなります。
当店でメインで行っている子宝相談も話しますが、不妊の原因の大きなものに冷え症があります。
不妊になる方のほとんどが冷え症といっても過言ではありません。
体が冷えると血流が悪くなり、炎症が起こりやすくなるので、ホルモンのバランスや働きがわるくなり、妊娠しにくくなります。
冷え症は生活習慣の見直しや、食事の食べ方、睡眠のリズムが大切です。
冷え症にお勧めの商品
当店でお勧めなのがたんぽぽ茶と松節と温灸をお勧めしています。

また松節は体を温め、痛みを取り除き、活性酸素を取り除く力が強い生薬です。
最近の研究では大量のポリフェノールが見つかり、特にリグニンという物質が多く含まれることがわかりました。
リグニンは抗がん作用があることで有名ですが、ほかにも血栓の融解、抗酸化作用、免疫力の増強、胃腸の強化、ウィルスの増加を抑制など様々な作用が認められているものです。
冷え症で生じる害を抑えるためには松節を一緒に飲むことがお勧めです。
最後に温灸は遠赤外線と火を使った自然の熱が出るものです。
遠赤外線の効果で血流がよくなり、熱がしっかりと浸透していきます。
また遠赤外線の効果で自律神経のバランスも整えていくことができます。
目的によってやる場所は変わってきますので、温灸のツボは当店の鍼灸師にお問い合わせください。

気になることや細かいことはお電話でご予約の上ご来店いただき、カウンセラーにご相談ください。
萬育堂薬房店長
薬剤師
鍼灸師
島原順一
萬育堂薬房(ばんいくどうやくぼう)
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