皆様、こんにちは。
ひよこ店長こと、島原です。
最近卵子の老化というのがよく取り出されていますが、今度は卵子の凍結という選択肢が増えてきました。
卵子凍結はがんの患者さんで抗ガン治療を行うとまず生殖機能にダメージが行きます。それを見越して卵子の凍結をするということはされていました。
しかし先月日本生殖医学は健康な独身女性卵子の凍結保存を認める指針案をまとめました。年内にも最終決定されるということです。
海外では健康な独身女性が卵子保存が広まってきているようです。
ですが卵子の凍結と言っても生殖技術には限界も多いのでしっかりとした知識を知っておいた方がいいのが現実としてあります。
まず、若い卵子の方が妊娠しやすいのは確かにありますが、絶対に妊娠できるというものでもありません。
人間の中で妊娠して出産するというまでの流れは、簡単にまとめると受精→着床→心拍確認→安定期に入る→出産となります。
それぞれに問題があり、受精するときにも卵子の力の実ではなく精子の質も悪いと受精すら難しくなります。
着床も子宮の方がカチカチに固くて、内膜が薄ければ着床も難しくなります。
まずこの妊娠まで至る過程でも若くて一番妊娠しやすい20代前半でも妊娠する確率は2割程度だと言われます。
これは他の生物に比べてかなり確率が低いと言われています。
また心拍確認までも染色体異常などがあれば化学流産ということもあります。
安定期に入るまでも最近不育症というものが取り出されていますが、折角妊娠した命でも、お母さんの体にできた血栓が詰まって赤ちゃんに血液がいかなくなり、流産ということにもなりかねません。
このように若い卵子と言っても精子の力や母体の子宮の状態にも妊娠出産というのは左右されるということを認識していないといざ子供を作るときに体が仕事でボロボロになっていたら、妊娠が難しくなってしまうことは分かります。
また卵子も採卵できる40歳まで、保存卵子は45歳未満まで使用しなければ破棄されるという規定になっています。
身体的にも卵巣が腫れたりするリスクはついていますしホルモン剤に対する副作用も考えられます。
また費用もかかることなので簡単にできるものでもないみたいですね。
また卵子の凍結はかなり技術がいるもので受精卵を凍結することよりも難しいとされています。
今は技術が進んでおり凍結に支障はないと言われていますが、確実に受精着床を約束されたものではないということを知っておかなくてはいけません。
様々な要因があるので病院も慎重に選んだ方がよいと考えられます。
あとは女性も男性もいざ妊娠を目指す時にその時の体作りがキーポイントになりますので、睡眠、食生活、ストレスコントロールなどをやってきましょう。
萬育堂でも体作りに関しては知識や経験もありますので、不妊治療と合わせて体作りを手伝わせていただきます。
萬育堂薬房店長
薬剤師
鍼灸師
島原順一
萬育堂薬房
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