こんにちは。
妊活カウンセラー、温灸カッサ療法士こと店長の奥田です。
皆さんは、睡眠不足に悩んだことはないですか?
夏の蒸し暑さや冬の寒さで寝つけない・・・
また、疲れているのに寝つけない・・・
そんな睡眠不足により引き起こされる可能性がある病気について、お話をしていきます。
大きく3つあります。
高血圧
一番は、生活習慣病の中で最も患者・予備軍の多い高血圧です。
これは、ァメリカ・シカゴ大学保健学部の研究者らによって十分な睡眠をとっていない
中高年では高血圧になる可能性が高いと発表されています。
睡眠時間が少ないほど高血圧になる割合が高く、睡眠時間が6時間と5時間のグループを
比較すると、5時間のグループが高血圧になる割合が37%も高いとのことです!!
この5時間のグループの睡眠の質の低下がより深刻と研究者らは指摘しています。
睡眠の質の低下とは、睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群など)があると
高血圧のリスクはより高くなるということです。
なぜ、睡眠障害が高血圧を引き起こすのでしょうか?
それには自律神経が大きく関係し、一般的に、健康な人の血圧の一日の変化は、
起床時から血圧が上昇して80-120mmHgあたりです。
日中を過ごして夕方になると少しずつ血圧が低下し、眠っている間は低くなります。
これは、日中の活動時には交感神経が優位となり、就寝中には副交感神経が
優位となるからです。
そのため、睡眠障害によって睡眠中に何度も覚醒していると、目は開いてなくとも
脳が覚醒することで交感神経が優位となり、日中同様の血圧の高さとなり
高血圧を招くことになります。
ある研究では、夜間/早朝高血圧は「心筋梗塞」や「脳卒中」のリスクを
持続性高血圧(一般的な高血圧)の6倍に上げるという報告があるようです。
高血圧の治療を受けている人の中には、降圧薬を服用しても血圧が下がらない人が意外に多いそうです。
そして、高血圧の人の約10%に質の良い睡眠がとれない睡眠時無呼吸症候群があり、
高血圧が降圧薬で改善しない人は、睡眠障害を疑ってみてもいいかもしれませんね。

糖尿病
以前にもブログで何度が取り上げました。
11月14日世界糖尿病デー、高血糖と中性脂肪と心筋梗塞 、小児糖尿病
糖尿病患者も日本人には多いですが、糖尿病の95%を占めるⅡ型糖尿病にも
睡眠不足は大きく影響がありそうです。
糖尿病はインスリンの分泌異常により血糖が過剰になる病気です。
通常、高血糖になることなく過ごしていられるのは、血糖値を下げるホルモンである
インスリンがすい臓から分泌され、血糖の量をコントロールしているからですが・・・
睡眠不足はインスリンの効きを低下させてしまい糖尿病を発症することになります。
肥満
睡眠不足が太る原因になるのは、睡眠とホルモンが、私たちの食事態度に影響を
与えるからです。
空腹を感じるグレリンと呼ばれるホルモンと、脳に「もうこれ以上食べるのはやめよう」と
指令を出すレプチンというホルモンの存在が関係します。
睡眠不足になると、グレリン が増え、レプチンが減少するため、空腹を感じる作用が
鈍くなり、食欲が増進され、肥満になるのです(>_<)
※レプチンは10年くらい前に発見された物質で、脂肪組織で産生しています。
食欲を抑制する働きがあるホルモンで主に脳の視床下部の満腹中枢に働いています。
※反対にグレリンは5年位前に発見された物質で、胃から産生されます。
(ちなみに発見者は日本人の方です(^^)v)
食欲を亢進する働きがあるといわれています。
肥満になることで、先に上げた糖尿病、高血圧にもつながります。

シカゴ大学メディカルセンターでおこなわれた調査結果があります。
健康な若い男性に2日間とも睡眠時間を4時間にて調査をしたところ、
4時間以上寝ていた時に比べて、彼らは24%も過剰に、キャンディーや
クッキーなどの甘いお菓子、チップス系やナッツ系の塩辛いもの、
スターチ(とうもろこし由来のでんぷん)をたくさん含んだパスタやパンなどを好んで食べたそうです。
どれも太る食べ物ばかりですよね。。。
さらに、睡眠不足によって、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
このストレスホルモンがインスリンの分泌を促すため、体内に脂肪が
蓄えられやすくなるという要因もあるそうです。
上記3つの主な病気の現象を見てみるとホルモンバランスと自律神経が関係しています。
そしてそれは、「脳」が司っています。
では、質の良い睡眠をとる方法を見ていきましょう!
睡眠の質
よく成長ホルモンの分泌に良いとされている夜10時~午前2時に深い睡眠をとると
よいとされています。
成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるホルモンのことで脳・内臓・骨・筋肉などの
メンテナンスや細胞の修復などをして疲労を回復させるとされています。
成長ホルモンの分泌は、前半のノンレム睡眠の時に多く分泌されて
3時間ほど続くといわれています。
さて、質の良い睡眠をとるポイントです!!
◎入浴は、寝る1時間以上前にする
寝る直前に入浴すると交感神経が興奮してしまい寝つけなくなります。
◎脳を休める
寝る直前までパソコンや携帯、テレビなどの光は、脳を悲劇してしまいます。
就寝前は、頭と体を休めるリラックスタイムを設ける。
◎食事は寝る2時間前までにする
深夜に胃がもたれるものを食べると消化に負担がかかり、良眠を妨げます。
◎カフェインが入っている飲み物は、4時間前までにする
就寝前にカフェインを摂ると、脳が興奮状態になって寝つきが悪くなるため、 コーヒーや紅茶、緑茶などの
カフェインを含む飲み物は4時間前までにしておきましょう。
また、アルコールも寝つきを悪くします。
◎マッサージなどで力強く揉む行為は早い時間にする
運動した時の同程度の興奮状態になるため、早い時間にしましょう。
特に夏などは、暑さから疲労へとつながります。
さまざまのことを引き起こしかねないです。
しっかりと質の良い睡眠をとり脳のホルモン分泌を正常にしましょう。

また、睡眠ホルモンであるメラトニンは、年齢を重ねると分泌量が減ってきます。
メラトニンを補うものとして「棗」があります。
棗には、メラトニンの類似物質が含まれています。

萬育堂では、ホルモン分泌を調整している「たんぽぽ茶ショウキT-1Plus」と
メラトニンを補ってくれる「棗参宝」で質の良い睡眠のサポートをしています。
是非、一度、ご相談ください。
萬育堂薬房 店長
子宝カウンセラー指導士
温灸カッサ指導士
奥田恭子
萬育堂薬房
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