胞状奇胎から妊娠へ

この記事は2017年5月12日に再編集しました。


皆さま、こんにちは!萬育堂薬房です(^^)

俳優の市村正親さんの胃がんが早期発見された理由がをご存知ですか?

はじめは、急性胃炎と診断されましたが奥様の篠原良子さんの

ひと言でがんが発見できたそうです。

 

奥様の愛情の深さを感じます(*^。^*)

 

痛みが現れてきているときは、何らかのサインです!

先日、行きつけの美容室のオーナーが胃潰瘍で入院したことを知りました。

 

入院当日、突然、腹痛と吐き気があり病院に行ったら即入院!!

 

かなり進行していたようで手術になったそうです(>_<)

倒れた当日も血便が出たようですが、特に気にしなかったみたいです。

 

かなりの進行なので何らかの症状があったと思われますが、

胃腸薬を日頃からよく服用していたようです。

 

日頃から薬で症状を緩和されている方は、自己診断で終わらせずに

念のために病院での検査をおススメします。

 

健康が一番です!

回復後の市村さんが、退院後に帰宅した際にお子様からのお出迎え

エピソードに言葉を詰まらせていました。

本当に幸せを感じました。(*^。^*)

 

さて、本日のテーマにある胞状奇胎について、お話をしていきます。

 

胞状奇胎とは

絨毛性疾患の一つで、昔は『ぶどう子』ともよばれた疾患だそうです。

なぜかというと胎盤を構成する絨毛が2mm以上にふくらみ(水腫状(すいしゅじょう)変化)、

白いぶどうの房(ふさ)のようになる病気だからです。

皇后美智子さまも、胞状奇胎を経験されています。

 

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更に絨毛の全部が奇胎化(水腫状変化)したものを全胞状奇胎(ぜんほうじょうきたい)といい

部分的に奇胎化したものを部分胞状奇胎(ぶぶんほうじょうきたい)

奇胎化した絨毛が子宮筋肉層の中に侵入したものを

侵入胞状奇胎(しんにゅうほうじょうきたい)といいます。

 

全奇胎では、子宮内に胎児は存在しませんが、部分奇胎では、

胎児が異常なく育つことがあります。

侵入奇胎の一部を除き、奇胎自体は悪い病気ではありませんが、

絨毛がんが発生しやすいので(部分奇胎を除く)、

奇胎治療後、厳重な管理が必要です。

 

 

胞状奇胎の発生率

胞状奇胎はアジア地域に多い病気で(欧米の3~4倍)、

日本でも分娩(ぶんべん)350~500回に対して1回の割合で発生し、

発生数は以前とほとんど変わっていません。

また、侵入奇胎の頻度も変わっていません。奇胎妊娠をくり返す率は1~2%です。

高齢(特に40歳以上)になるとやや発生率が高くなるといわれています。

また、奇胎治療後に侵入奇胎が発生する率は8~10%です。

 

 

胞状奇胎の原因

胞状奇胎は妊娠成立時の精子と卵子の受精の異常によっておこり、

母親の卵子由来の核(DNA)が消失し父親の精子由来の核のみから

発生する全胞状奇胎と、父親からの精子2つと母親からの卵子1つが

受精した3倍体から発生する部分胞状奇胎とに分類されます。

いずれも正常な胎児(2倍体)に発育することはありません。

このような受精の異常がなぜ起きるのかは不明で、胞状奇胎の

発生原因は明らかでなく、親から子へ遺伝する病気ではありません。

一度胞状奇胎を経験した患者様が、もう一度胞状奇胎になる

確立は約2%と言われています。

 

 

胞状奇胎で現れる症状は?

胞状奇胎の場合、絨毛部分から大量のhCG(妊娠することによって分泌されるホルモン)が分泌されるので、

重いつわりを感じる傾向にあります。嘔吐やだるさ、むかつきなどひどく症状として現れる場合があります。

また、絨毛が子宮内に異常に増えてしまうため、不正出血や腹痛などの切迫流産のような症状も一緒に現れます。

ですが、胞状奇胎になったすべての方にこの症状が現れるわけではなく、

hCGの量が正常通りの方もいらっしゃるので注意が必要です。

 

 

 

 胞状奇胎の治療方法

子宮内容掻爬術(しきゅうないようそうはじゅつ)により

子宮の内容物を除去する手術を、約1週間ほどの間隔で2回行われます。

高齢の場合は子宮を摘出することもあります。

奇胎を排出した後は、絨毛がんが発生していないか厳重に管理する必要があり、

侵入奇胎の場合は、手術療法と抗がん剤による化学療法が基本だそうです。

 

 

胞状奇胎の予防と管理

胞状奇胎の発生は予防できません。

ただし、絨毛がんあるいは侵入奇胎の発生は、定期的な観察・管理によって早期に発見することができます。

 

そのためにも、奇胎治療後の管理が大切になります。

侵入奇胎の約90%は、全奇胎および部分奇胎に続いて発生しています。

奇胎治療後の妊娠は、hCG(妊娠することによって分泌されるホルモン)が検出されなくなり、

基礎体温が二相性を回復し、正常な月経周期を2、3回確認できれば、新たに妊娠しても差し支えありません。

 

ただし、奇胎治療後10年以上たってから絨毛がんが発生することもあるので、定期検診は必ず受ける必要があります。

 

 

 

当店では、手術後に次の妊娠への備えをしていただくためにも

一日でも早く正常な生理周期へ戻るようにサポートとアドバイスを行っております。

当店でも初めての妊娠で胞状奇胎の診断を受けられた方がいらっしゃいます。

 

初めてとなると精神的なショックが大きいと思います。。。

そんな方にまずは、耳温灸で気持ちをリラックスいただくことをお勧めしています。

 

耳温灸

まずは、一度、お試しでご来店ください。

10分¥500で体験をいただけます。

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無料カウンセリングはご予約制になります。

病院では聞けなかったことなど、ご不安なことをお話下さい。

 

 

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萬育堂薬房 店長

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